2025年1月29日水曜日

会社員の息子が。

 新入社員の息子の話。S県警柔道部から梯子を外され、昨年明けの就活で内定。4月の入社研修後、金沢に着任した彼の新人奮闘記が面白い。

彼の会社「IDOM」はガリバーを運営する上場企業だが、本年度売上は上場企業300位辺りに迫る勢いだ。4兆円の中古車市場だが、一昔前のクルマ業界は大量採用と報奨金で売上を伸ばしブラックの印象もあったが今は様変わりしている。


本来企業は労働環境の良化はマスト。特に顧客不在を案ずるインセンティブ率の高い企業は、基本給の底上げと報奨制度の見直しを画策。エース級の人材が流出しても、社内教育を充実させた中長期の人材育成は成長企業のあるべき姿だ。

そして我々に「ガバナンス強化を忘れるな」と警鐘するが如くビッグMに三菱UFJやフジTVの悪行が暴かれる。鐘紡迷走もその一つだ。

一昔前のカネボウは、夜中も働く「ドロボウ、カネボウ、消防」と揶揄され「今日中に帰ろう」の合言葉はとんでもない話。一方で報酬金でド宴会。焼きマツタケ、ドンペリ会とテーマを決め、死に物狂いで数字を追いかけたが楽しかった。

結果、日本一の達成軍団は「地獄の田邊組」とも呼ばれたが、苦楽を共にしたメンバーがその後、要職に出世したから結果オーライである。


現在の新入社員たち。


さて、まだ1年足らずの見習い息子だが、先ずは洗車から始まり、買い取り、販売、登録、保険と一通り覚え、彼なりに気づきもあるようだ。

最近では先輩の販売力には到底敵わないと思うようで、少々落ち込み気味に「俺は買取りが中心かな」と判ったような口を利く。

「石の上にも3年。柔道も最初に強い奴は途中で伸び悩むもの。後輩が柔道に不向きと悩んだら、簡単に諦めるなと言うだろ」と話したら深く納得していた。そう、彼には柔道で例えるのが一番早いのだ。

実は最近、息子の不安を察知したように上司から「焦らず自分の形をつくれ、嫌な仕事を引き受ける田邊は必ず大成する。今後が楽しみだぞ」と言われたようだ。胸を打つ上司の激励に、単純息子は自分形成に元気に取り組み始めた。

しかし、息子の顔色を読みフォローする上司がいて彼は幸せ者である。私の経験でも、販売特化型の多くはメンテや事務処理の「後ろ工程」が疎かになりがちで、起承転結に抜かりのない人ほど、信頼とリピートに繋がるものだ。


最近多くの経営者が「今の社員は、昇進したくない、転勤したくない、冒険したくないの3拍子で『直ぐ諦める』」と話す。馴染みのない所の転勤で、簡単に辞めるので人事異動にも気を遣うらしい。

幸い我が家は転勤で連れ回したので、転勤も冒険も当たり前。まして、柔道一直線の息子は「直ぐ諦める」とは無縁のようで、このまま、絶対に諦めない魂を貫いて欲しいものだ。

今、金沢の朝は氷点下で凍れるらしい。それと先月は帰省による金欠病で借金を無心され、親バカは「金欠は俺を頼れ」と大口を叩いたが、どうやら彼の弱点は寒さと金欠病のようだ。


さぁ会社員人生はこれからだ。たとえ天気と財布は寒くても「心は熱く」大器晩成を念じ、日日是好日に一生懸命過ごせ!と願うばかりだ。

近くの兼六園の梅もそろそろ咲く。そう、もうすぐ金沢にも春がくる。





2025年1月5日日曜日

2025年を迎えて。

 昨年は皆様のお陰で、穏やかな新年を迎えられました。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

昨年は会社業績が好調だったが、家庭では家内の両親が亡くなられてしまい、改めて「命の儚さ」と、家族が無事でいる喜びを実感した一年だった。

昨年暮れに一旦帰省した息子は、年末年始は仕事で金沢に戻り越年稽古も欠席した。こうして今後は家族が揃う機会は減っていくのだろう。


実は今年の課題は、家内の「実家じまい」である。我々は浦安に根付いているから住む当てがない。

帰る実家が無いのは寂しいが、両親が生きていればこそだ。これからは当たり前だが子どもが帰省する「我が家」が唯一の実家となるわけだ。



脱皮と成長の2025年。


因みに今年の干支は「巳年」。脱皮・成長の蛇は不老長寿と粘り強さの象徴で、努力を重ね物事を安定させると言う。成長への脱皮の年ならば環境変化の好機と捉え挑戦すべきだ。


絶えず好奇心を持ち何事にもトライする。70歳となる私のミッションである。但し「温故知新」と「不易流行」だけは忘れてはいけない。

そう、変えるべきと変えてはいけない按配を肝に、2025年を過ごして参りますので、本年も倍旧のご指導ご鞭撻を重ねてお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。




2024年12月27日金曜日

2024/重大News。

早いもので2024年が終わる。元日の能登地震は9月の豪雨で仮設まで浸水し未だ復興半ば。天災は誰も責められず悔しいが、私達は必要な援助と能登に関心を持ち続けるしかない。

一方、人災なのに解決しないのが政治資金と闇バイト。特に政治資金問題は「前向きに検討する」の政治家の得意技を許してはならない。

そんな中、大谷翔平は痛快そのものだった。米リーグの記録更新の活躍ぶりに我々は元気と勇気を貰った。私も大谷Newsにくぎ付けで、同じ時代にリアルで共有できることに感謝だ。


因みに今年の「ネットNews」によると、閲覧が世代別に全く違う事に驚く。例えば大谷Newsだと、男性閲覧は彼の「成績」で、女性は「大谷夫婦」になる。今回、総合ベスト10、Z世代、シニア別の順位を添付したので、見比べると面白い。


さて我が家の重大Newsだが、上半期は息子が就職し金沢に赴任した事。下半期は義父入院と逝去、翌月義母も失う不幸が続いた事。家内は静岡に通い詰め、体重も激減した。

人生は登り坂と下り坂の合間に「まさかの坂」があるが、嬉しいまさかは大歓迎だが、悲劇のまさか連続は勘弁して欲しい。幸い、残る家族が元気なことがせめての救いである。

そんな我が家の来年は、私は古希の道を歩み、子どもは社会人での飛躍、家内は部屋の模様替え。そして何より皆が健康でありたいものだ。


さて本年の結びになりますが、この一年の皆様のご厚情に感謝すると共に、来年も倍旧のご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

皆様の穏やかな越年を心よりご祈念申し上げ、本年のご挨拶とさせて頂きます。









2024年12月8日日曜日

「Stay Hungry. Stay Foolish」

スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs/1955-2011)私と同年だが既に56歳で亡くなっている。誰もが知る彼は、型破りの才能と反骨と情熱の人で、革新的発想でAppleを創業、MacintoshやiPod、iPhoneが現代に残した功績はあまりに大きい。

48歳で「すい臓癌」発症、56歳まで死と向き合い「死は生命最高の発明」の言葉を残した。2005年闘病中に母校スタンフォード大学で講演。死があるから生物は進化する。君たちもいずれ消えていくからこそ、本意でない人生を生きて時間を無駄にしてほしくない。そして最後に「Stay Hungry. Stay Foolish」と学生に願った。

「ずっと飢えていろ、ずっとバカでいろ」とは、現状に満足して小賢くなるより、絶えず貪欲に何かを求め挑戦し続けろという意味だろう。最近の「冒険より安定指向」への警鐘だ。

しかし私の解説など、本人の「最後の言葉」には敵わない。先ずは全文を一読願いたい。

■スティーブ・ジョブズ『最後の言葉』

他の人の目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう。しかし仕事を除くと喜びの少ない人生だった。人生の終わりには、富など、私が積み上げた人生の単なる事実でしかない。病気で寝ていると人生が走馬灯のように思い出される。

私がずっとプライドを持っていたこと、認められることや富は、迫る死を目の前にして色褪せていき、何も意味をなさなくなっている。

この暗闇の中で生命維持装置のグリーンライトの点滅を見つめ、機械的な音が耳に聞こえてくる。神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。

今やっと理解したことがある。人生において十分にやっていける富を築き上げた後は、富とは関係ない他の事を追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。それは人間関係や芸術やまたは若い頃からの夢かもしれない。終わりを知らない富の追求は人生を歪ませてしまう。私のようにね。

神は誰もの心の中に、富によってもたらされた幻想でなく、愛を感じさせるための「感覚」というものを与えてくださった。

私が勝ち得た富は一緒に持っていけるものではない。私が持っていけるものは愛情に溢れた思い出だけだ。これこそが本当の豊かさであり、貴方とずっと一緒にいてくれるもの、貴方に力を与えてくれるもの、貴方の道を照らしてくれるものだ。

愛とは何千マイルも越えて旅をする。人生に限界はない。行きたいところに行きなさい。望むまで高峰を登りなさい。全ては貴方の心の中にある、貴方の手の中にあるのだから。

世の中で一番犠牲を払う「ベッド・賭け」が何か知っているかい?シックベッド(病床)だよ。貴方の為に誰かドライバーを雇う事もできる。お金を作ってもらう事も出来る。だが貴方の代わりに病気になってくれる人を見つけることは出来ない。

物質的な物は無くなっても、また見つけられる。しかし一つだけ無くなってしまっては、再度見つけられないものがある、人生だよ。命だよ。

手術室に入る時、病人はまだ読み終えていない本が1冊あったと気づく。「健康な生活を送る本」貴方の人生がどんなステージにあれど、誰もがいつか人生の幕を閉じる日がやってくる。

貴方の家族のために愛情を大切にしてください。貴方のパートナーのため、貴方の友人のために。そして、自分を丁寧に扱ってあげてください。他の人を大切にしてください。


実は最近、ひと月足らずで家内の両親が逝去する悲劇に見舞われ、彼の言葉が染みる。あの吉田兼好は「死を嘆かず生を喜べ」と言っている。

『人、死を憎まば、生を愛すべし、存命の喜び 日々に楽しまざらんや』【徒然草より】 

凡人の私は彼の言葉と身近な死を通し、大切な人が今、生きている事を喜び、毎日を噛み締めるしかない。それには「Stay Hungry. Stay Foolish」の生き方が面白いに決まっている。

ぜひ、皆さんも熟読くだされば幸いです。














2024年11月20日水曜日

脳は正直者。

現在、香りのスキンケア「SINN PURETE」が好調な理由に、全ての「香り」にエビデンス・根拠がある事が大きい。処方した香りを、慶應大学の満倉教授による脳波解析「感性アナライザー」を頭部に付けて効果を測定して商品化する。

静かな部屋で脳波を整え、ストレスゼロ状態で機器と同期。それから香りを嗅ぐとリアルにLIKE、EXCITE、STORESSがタブレットに波形で動く優れものだ。私も測定したが、好き嫌いや感情変化も分かるから会話が不要になるほどだ。

香りは0.2秒で脳に届き、心の状態を変える。例えばSINNPURET「心のスイッチ」3種の一つ「Passionate Awakening」ノンアル100mlはストレスが平均5%低下すると実証された。これは温泉に浸かり一息つくのと同レベルらしい。

満倉教授によると、香りは気持ちを上げる励み、心安らぐ癒し以外にも多くの効用がある。現在「生理期の不調改善」効果の香りが完成したが、満倉先生は他にも、食欲抑制(ダイエット)や、認知症の抑制効果の香りを研究中との事だ。


ご存知、人の五感は、視力、聴覚、嗅覚、味覚、触覚だが、唯一「嗅覚」だけが脳内で記憶を担う「海馬」に届く。つまり香りが最も強く記憶と連結するから、視覚の思い出も香りがセットされると、鮮明に記憶する事が多いのだ。

皆さんも香りが思い出になっている筈だ。学校の教室、川や野原、友達の家、大切な人の匂いが懐かしさと共に蘇る。それは自分だけの香りだ。

因みに「私の母の匂い」は、ぬか漬けのあと石鹸で洗った手の香りだ。最近はぬか自体が珍しくなったが、私はその匂いを鮮明に記憶している。


一味違う、香りを纏う習慣。


コロナ禍でフレグランス市場は一気に拡大、今も成長を続けている。香りが生活に浸透する現在、我々は衣服と同様に香りを纏いたい。当然、飲食業など香り御法度の職業もあるが、OFFタイムに香りを嗜むことや、心の安定にも大切だ。

営業職なら適度に漂う香りは相手に好印象を与え、気持ちが上がる覚醒の香りなら営業力も倍増だ。この秋、ファッション界の「アメリ」と「内田理央」とのコラボ新商品では、マーキング効果もあると満倉教授に面白い評価も頂いた。

有名ブランドの広告塔のような使い方から、自分が求める香りが見つかったら自分と相手に主張してみる。自分の香りと行動がセットされ先方の記憶に留まれば大成功だ。

逆に二日酔いやニンニクの匂いで、相手に嫌な記憶を与えると最悪で、それもずっと忘れないから更に厄介だ。因みに「加齢臭」とは相手が感じるもの。こまめに清潔を保ち、保湿ケアと香りを纏うことは中年のマナーと私は思っている。


「脳」は正直者。無意識の行動(ノンバーバルコミュニケーション)として、嫌悪感や相手を拒絶する時は瞳の瞳孔が縮む。逆に好感、興味深々だと瞳孔が開く。黒目を大きく潤んだ瞳にすることで、好印象を与えたい無意識の現象なのだ。

私は商談で相手の瞳孔が縮んだら、提案を止め話題を切り替える。腕を組むとか視線を外すなど拒絶の信号は幾つかあるが、必ずしも正確とはいえず、瞳孔の変化を観る方が確実だ。故に私は至近距離で相手の目を見て商談する。

その時、悪臭を放っていたら、提案がどんなに良くても0.2秒で撃沈だ。これが社内だと「爽やかな人」と比べ「臭い奴」の勝ち目はないのだ。

皆さんも、ひと手間掛けて好印象を与える効果を実践されたらどうだろう。どうせなら嫌われるより好かれたい。そして、何より自分と相手の気持ちが変わるから面白い。





2024年10月25日金曜日

理不尽ファイル!

とかくこの世は「理不尽」なことが多い。ところが理不尽の判断は難しい。一般的に理に合わないこと、道理から外れた振る舞い、態度、やり方を指すが、それだって千差万別だ。

世の中は理不尽な犯罪や災害が多いが、一昔前は自分の会社崩壊で理不尽を散々味わった。他には営業の若い頃に理不尽な事件が多く、今なら「カスハラ」間違いない取引先は今でも忘れない。


理不尽な思い出。


30代の営業時代に「M薬局」と年末の返品で大揉めした。社内でも有名なクレーマーで幾多の担当者が潰されてきた「いわく付き」の店である。

担当の私は年末催事の残りを仮伝票で返品、締め前の年明け計上で棚卸しも請求も問題ない。ところが12月末付の本伝票にしろと言ってきた。

私が年末休で機械上は無理だが問題ないと説明すると「機械でなく生身の君に頼んでる」と譲らない。そんな押し問答中、突然「出て行け」と怒り出し、帰りませんと返すと「住居家宅侵入罪だ」と警察に電話をかけ始めた。私は慌てて外に出て「明日また来ます」と一言。

その頃、タバコの安売りで専売公社(JT)と係争中、役所とは電信柱の撤去で大揉めで、何かとトラブル好きな血気盛んなオヤジであった。

そんな12月の集金は案の定 12/31の23:50に来いと言う。今回支払いなき場合は「商取引に於ける信頼関係の失墜」で会社として解約宣告すると決め、大晦日にスーツで出かけた。

自社ビル1階の店舗は既に閉まっており、裏手のインターホンを押すとオヤジの声で「今、屋上から小切手を落とすから下で拾え」と言う。まさに理不尽な嫌がらせでしかない。

私は返す刀で「先生、領収書はどうしますか」と聞くと「ふざけるな」と怒り出した。私の困惑を想定だろうが、そうは行くか。私は「ご指定の時間に伺ったのですから、通常に集金させて下さい」とお願いするが一向に埒が明かない。

遂に私は「深夜に呼ばれ小切手を拾えとは、もはや信頼関はありません。支払いは結構ですから今後取引を考えます」と言い放つ。と、オヤジが渋々出てきた。彼も解約条件を承知なのだ。結局集金となってしまい取引継続。だが揉め事はその後も絶えることはなかった。


営業時代は他にも、組事務所に軟禁されたり、得意先の夜逃げ騒動も経験。本社の流通責任者時代は横流し捜査、非取引店の争い、粉飾事件では地検特捜、挙句の果てにはM資金詐欺まで現れ「理不尽ファイル」は列挙にいとまがない。

実は「理不尽」は相手にも理不尽と映る場合もあるようで、道理の解釈は難しいものだ。それには「物事の道筋」という広義の判断より「人として正しく生きる」ことに道理を絞らないと本質は見えてこない気がする。


「道理百篇 義理一篇」を噛み締める。


M薬局の大晦日事件から15年、再び事件勃発。私は本社の流通責任者となり、管轄のブランドの取扱い不可判定に猛反発のオヤジが、支社に真っ向勝負の大喧嘩を仕掛けてきた。

このままでは不公正取引の泥試合になると察し、私は休日に新幹線でM薬局に出かけた。ブランド可否の論争などしたくない。それより彼とサシで腹割って話し込むつもりでいた。そう、今後のオヤジの生き方を知りたかったのだ。

実は、M薬局のお子さんは二人とも医学部で、上の子が最近2階で医院を開業していた。私は頃合いをみて「これからお子さんは地域の名士なのに、一体いつまでメーカーと喧嘩しながら商売するのですか。もう不毛の争いは止めましょう」と2人で深夜まで話し込んだ。

「医は仁術なり」子どもの話が効いたのか、最後に彼は「今の商売はやめる」と決断してくれた。そして別れ際に握手し再会まで約束した。

彼と鎧を外した会話はそれが最後だった。今は1、2階に2つの医院と隣りが調剤薬局となり、既にオヤジも亡くなった。晩年は人も訪れず知らぬ間に葬儀も終えていた。最後まで孤独なツッパリ人生かと思うと無性に悲しい気持ちになる。


先人が残した名言は素晴らしい。「無理が通れば道理が引っ込む」は権力の無理に道理が負ける事だが、道理以上に人の心を動かすのは、やはり「道理百遍 義理一遍」なのだ。

百遍の道理の理屈をこねるより、情義を尽くし心に訴える「義理一篇」の重さを、あの日、オヤジが私に教えてくれた。そんなオヤジに合掌。









2024年10月11日金曜日

読書が辛い年頃で。

最近、本を読むのが億劫になった。通勤電車で文庫本が開くのが面倒なのだ。本屋で探索する楽しみも今は足が遠のいてしまっている。

書籍と活字離れの要因はスマホの浸透だ。電車内はスマホだらけ、本や新聞を広げる人も激減だ。因みに私の読書離れは、軽い白内障に衰える記憶力と集中力と書籍がスマホに転換したことだ。

スマホという最強ツールは多岐に影響を与えた。辞書やカメラの衰退、ECの伸長と市場の起上は激しいが、それより深刻な問題は、スイッチONのまま情報処理が追いつかない「スマホ脳」が我々から記憶力と集中力を奪うことだ。

小学3.4年生の63%がスマホを持ち、中でも1時間以上のスマホっ子15,000名を調べたら、持たない子より平均学力が大幅に低い事が判明。加えて視力低下に睡眠障害の高い発症率。

私なら成長期の小学生に絶対スマホは持たせないが、ここまで機能が充実したらスマホなし生活は現実的でない(小学生は別)。ならば若者をスマホ依存症にさせない配慮が必要だ。

我が家は子どもが高校入学までスマホは禁止。中学時も柔道部の連絡はLINEだったが、部長の息子は固定電話の連絡だけで何とかなった。高校でLINE初の彼が「中学の電話連絡の方が部員との会話があったよ」の感想は印象的だった。

因みに我が家のゲーム問題は、当時小3の息子が利用時間を破った時点でゲーム機を没収。ところが、のちの柔道生活には無用だったようで、ゲーム機は今も返却しないままである。


読書に替えて、のめり込む。



今は読書が減り映画鑑賞が増え、映画好きに拍車がかかる。ひかりTV.ネットF.プライムV.ディズニー+と、マイリストは増える一方だが視聴が追いつかない。そのくせミーハーの私はリストにない「SHOGUN」に夢中になっているのだ。

どうやら無理に読書に戻す必要もなさそうで、それより私は記憶力、集中力の低下を止めたい。主治医に私は老化かスマホ脳かと尋ねると、典型的な老化とスマホ脳の混在型で、今やるべきは「脳の活性化」だと言われた。

その為には、健康づくり、人との会話、脳トレと、絶えず脳の訓練が大切で、その継続は楽しい事に絞るのが一番だと。加えてそれを誰かと共有すると会話も増えて復習にもなる。そして嫌な事は極力やらないこともポイントらしい。

そりゃ楽しい事だけなら最高だが、現実はそうもいくまい。そんな話を家内にしたら「限りある時間を思い切り楽しんで」と合意。限り時間は余分だが家内の「あと押し」は心強い。

よし好きなことに没頭、だが年を取ると出来なくなる事も増えるもので、好きなこと探しもけっこう難しいなと思いつつ、はたっと気づいた。

私を後押しする家内はどうか。果たして彼女は今の生活を楽しんでいるのだろうか。

28年も一緒なのに謎である。自分事ばかりでは「熟年離婚」だってありえるぞ。ここは今更だが何が楽しいか聴いて共有だな。💦

やはり『妻の悲しみに我は泣き 妻の喜びに我は舞う』を決して忘れてはいけないのだ。









2024年9月15日日曜日

空き時間の活用。

 仕事中ぽっかり時間が空くことがある。急なリスケや訪問先に早く到着した時など。PCで一仕事は短かすぎボーとするには長すぎる。そこで最近の私の空き時間をたどってみた。

⓵実は今がその時。空き時間を活用しスマホでブログを書いている。前泊の仙台のホテルから藤崎百貨店様まで来て開店時間まであと15分。

藤崎百貨店様はSINN PURETの東北の旗艦店で、催事場の香りの祭典「KAORI LOVER」初日に私のトークショーが開催される。昨年が好評だったようで今回もお声がけ頂いた。

と、ここまで書いたら空き時間は終了。さぁこれから藤崎様のイベント・香りの祭典だ。

⓶無事に藤崎様を終え、新幹線はPCで仕事。今は自宅に戻り風呂から上がり一息して、寝るまでの空き時間にブログの続きを書くとする。

本日のトークショーはお客様もインスタライブも盛況で藤崎様にも感謝して頂いた。因みに今日の仙台はカラッと青空、東北本部長時代に家族で暮らし、公園での芋煮会を思い出した。

東北時代の一番の思い出はTV番組の取材。目的は、花王に買収されたが「カネボウ魂」は不変だと「燃える東北軍団」と題した報道番組を、あの情熱大陸のスタッフが長期取材にきた事だ。

東北6県の新商品の全美容部員の達成を目指す「ワンデイ催事」を企画し取引先との事前活動と当日までを追うドキュメンタリー番組だ。

結果は、東北6支社の全員と全店が達成。中継で繋いだ各支社の涙と笑いの達成模様は最高の思い出となった。その日の夜は、私を追い続けた撮影隊も一緒になって狂喜乱舞だった。

ところがである。仮編集のVTRを局の幹部会にかけたところ、あまりにカネボウ化粧品の賛辞になり過ぎだと、局は競合スポンサーの反発を恐れ、何と放送中止になってしまった。

この番組の制作責任者が、DVD持参でお詫びに来社されたが彼の悔しそうな顔が忘れられない。今でも当時のメンバーが集うと、あの達成と「幻の特番」事件で盛り上がるのは言うまでもない。


休日の空き時間。


寝る前のブログ時間が、東北時代の思い出話に及び夜遅くなり過ぎた。本来の空き時間活用③。

⓷さて、休日を無駄にしたくない私の土曜は明け方から始まる。先ずはネットFとプライムVで映画を視聴。先日は「地面師」を一気に観てしまい、午後は殆ど寝てしまった。💦

本日はデンマーク発「ビューティフルライフ」。素朴な漁師が音楽の才能を見出されるサクセス話。「コーダ愛の歌」「イエスタデイ」同様に愛と一途さに溢れた秀作。次の「パリタクシー」は文句なしの推奨作品だ。タクシーに乗った終活マダムの数奇な人生とそれに魅了されていく運転手とのやり取りに感動してしまう!🥺

⓸視聴後も家人は起きずブログの続き。実は昨日、藤崎様から私のインスタライブの閲覧数がかなり多いと報告を受けた。怪しいオヤジの40分がなぜ受けるのかは全く謎である。

そう、SNSの反応は発信しないと分からない。何がバズるか炎上するか。どちらも新たな人々に拡散され認知度が上がるのは間違いない。企業は自社商品のバズマーケティングを駆使するが、一方で炎上マーケもある。企業の炎上は致命傷だが、最近は選挙妨害や都知事選のポスターなど炎上による知名度UPを狙う輩もいるのだ。

⓹週明けの仕事帰りの電車で①~④の文章を読み返すと、仕事以外の合間の方があれこれと考えるからか話が膨らみ長文になるのが分かる。


⓺帰宅後のゆったり時間にブログの続きだ。ここは起承転結の結の「空き時間の活用」に戻したい。誰にも仕事・通勤・帰宅後・休日と合間は山ほどあるから「デュオリンゴ」や「ちょこZAP」が爆発するように24時間を無駄にしたくない。

しかし反面「多忙が幸せか」の声もある。高度成長期の交通標語「狭い日本 そんなに急いで何処へ行く」を思い出す。時間に追われ心に余裕を失くした人への警鐘として有名である。

今回の⓵~⓺で「仕事の合間」は、次の業務に追われるのか文章に余裕がない。やはり、どこかで息抜きという「充電時間」が大切なのだ。

身体共に疲れを感じたら、スマホやPCの手を止め、ボーと空を眺め深呼吸で瞑想?なんてのも必要だなぁと思い至った。『マインドフルネス』