怒りの感情は、自分の考えとは異なる言動を相手がした時に起こる。自分への怒りも、それを自身が異なる時に起こる。自分が決めた正解が「大切にしたい」こと。若い時は、正解を侵害されると、感情に任せ随分周りに迷惑をかけたものだ。
この怒りは、第二次感情であり「恐怖」「不安」「悲しみ」「落胆」「妬み」などの第一次感情と絡み膨大なエネルギーを持つ。これを客観的に理解し、怒りを重ねるうちに「正解」に柔軟に対応する事を学ぶ。こうした多様性の受け入れが、怒りの感情コントロールに繋がると思っている。
怒りをコントロールするには
米国大統領のアブラハム・リンカーンの「送らなかった手紙」は有名な話。彼は、怒り、失望、批判などを暴露した手紙を書いたが、それを決して送らなかった。机にしまい込み100年後に発見。手紙の効果・影響を天秤にかけた結果、書くだけで我慢したのだ。怒りを手紙に認めることが、感情コントロールに有効なのだ。私は昔「自分の中で怒りの感情がでてきたぞ、頭を冷やせ、3回深呼吸」と唱えていた。
ここで、自戒も込め感情コントロール「アンガーマネジメント」4つの方法を紹介する。
①怒りだしたら6秒間待つ。私は3回深呼吸だが、これで無駄な怒りを抑えられる。
②6秒間、もし○○だったらと考えてみる。意識をそらし立場の再考は相乗効果ありだ。
③「~すべき」の価値観は捨てる。自分の価値観の強要は無駄、捨てることだ。
④怒りを記録する。手紙と同様怒りを外に出し、何に怒ったかを確認する意味もある。
上記以外、有効的な秘策?を紹介したい。第一生命の「サラリーマン川柳」を眺め「みんな一緒だなぁ」と納得し笑い飛ばすのだ。怒りの解消に役立つこと必至。
「上司言う 俺は知らない聞いてない」「空気読め それより部下の気持ち読め」「早くやれ そういうことは 早く言え」ある、あると思わず苦笑、溢れる笑顔?である。
因みに「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる」は尻に引かれた亭主の川柳だが、以前「ゴミの日に 出したいゴミはまだ寝てる」という傑作があった。セミナーで作者を問うと、女性は休日の亭主だ、男性は命令する妻だ、と真っ二つ。
立場違えば「正解」は、左様に真逆となる。くれぐれも、互いを侵害する事なかれだ!
気遣いを忘れると「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」。笑えないのでご注意を。
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笑顔こそ「元気の源泉」 |