2026年8月18日火曜日

息子の部屋から宝物。

大学以降、空いている息子の部屋を、昨年より私の事務所として使用している。実は息子の机でPCを開く機会が増えて、気づいた事がある。

彼の机周りは小学校の学習用品ばかりで、中高のそれが見当たらない。いかに勉強しなかったのか一目瞭然。柔道漬けとはいえ少しは勉強もしたと思ったのが大きな間違いだった。

家内曰く、柔道の合間に試験前日だけ勉強、メシ、風呂、道着洗濯、寝るだけだったらしい。まぁ高校大学とも柔道推薦だから、柔道漬けの日々が受験勉強だったともいえるが。💦

彼の部屋は柔道着が山積みだ。中3の73k級から高校では食い・筋トレで、81、90、100k級と体型ごとに練習用と試合用を揃えるから大量になる。。

柔道着は乾きが遅く、毎日洗濯しても常に3着は必要で、加えて大会となると計量と袖・裾の幅と長さが合格した規定道着を複数枚は必要だ。

なぜなら試合中に出血して、それが道着に付着したら、その場で着替えが出来ないと失格になる。因みに出血はよくある話で同じ部位の止血救護は2回まで許されるが、3回目は反則負けになる。故に鼻血は相当奥深くティッシュを詰めて根性で止めるしかない。


息子の部屋から宝物。


そんな訳で彼の部屋で柔道漬けを実感したのだが、実は感動した発見があった。それは机の上の壁に、大切そうに掲げた二枚の貼り紙である。


『執念ある者は、可能性から発想し 

 執念なき者は、困難から発想する』


私の座右の銘でもあり、子どもに「諦めない心」を醸成したくて、暗記までさせた言葉だ。

もう一枚は坂村真民の「七字のうた」である。


『よわねを はくな、くよくよ するな、

 なきごと いうな、うしろを むくな     

 ひとつを ねがい、ひとつを してげ     

 はなを さかせよ、よいみを むすべ

 すずめは すずめ、やなぎは やなぎ

 まつに まつかぜ、ばらに ばらのか』


柔道は、個人戦で勝つ為に己を高め、団体戦は階級を超えた役回りに徹する事が重要だ。まさに柔道の「精力善用・自他共栄」の鍛錬に、彼にはこの二つの教えが役に立ったのかもしれない。

今後も彼の生き方に繋がれと願うが、それ以上に今回、二つの教えを再認識できた事が有難い。ここは、貼り紙を掲げた息子に感謝だ。

こんな「子に学ぶ」の積み重ねが、いつしか「老いては子に従え」に繋がっていくのだな。