この時期、マス宣伝の投下を見直す企業も多く、放映予定のTV・CM枠が空くと、ACジャパンと番宣に差し替えられている。視聴者はどこの企業が飛んだか気になるところだ。
経済再開は嬉しいが、第二波の警戒と中止した行事は元に戻らず、経済的ダメージと、需要の拡大と縮小する市場の構図は当面変わらない。
化粧品事情は、小売りと通販で異なるが、共通項はマスク顔でメイクは激変。自宅で毛染めは大盛況。盛況といえば美容整形外科。術後の在宅勤務はプチ整形には絶好らしい。
TVのCM考察も一興だが、そもそも最近はTVを見ない人が急増。これを機に、マス宣伝の在り方は急激に変わり、ユーチューバーとアフィリエイトが神様になるか。しかし昭和世代はTVのヒーローが神様で「8マン」シール付商品を買い漁った私は、少し腑に落ちない。
子どものヒーローは永遠!
実際TVの再放送は数年前のドラマが多い。私は大昔の歌番組を見たいが、最近の懐メロは、昭和から平成に移行らしい。もはやTV界では昭和30年代は絶滅危惧種だな。
一方、若者は再放送の初見よりYouTubeが面白く、私には再放送のターゲットが見えてこない。年輩者向けコンテンツなら、涙流して食いつくのに一向に再放送してくれない。
1964年(昭和39)の東京五輪で普及したTVの影響は計り知れない。大きな屋敷に巨大冷蔵庫、贅沢な暮らしに憧れた米国のホームドラマ、奇想天外なSF、日本番組は、人情物からヒーロー物など、高度成長と共に影響力も増大していった。
私自身、当時の主題歌からナレーションまで丸暗記。パティーデュークにドキドキ、逃亡者にハラハラ。ヒーローは月光仮面から007へと変遷し、漫画全盛時は「あしたのジョー」に「巨人の星」と語り出したら切りがない。
先日、息子に「年を取ると流行りに疎いのは何故だ?」と聞かれた。逆に息子に「当時の戦隊ヒーローはデカレンジャーだろ。今の戦隊は?」と尋ねる。「知らないな、今は鬼滅の刃だよ」「だろ、流行に疎いのでなく年代ごとに変化するだけ!」と答えておいたが。
一つだけ明確なのは、全てに興味を失い感動しなくなったら、人生終わりということだ。「大人の爆買いや、ディアゴスティーニに乗せられてるうちが花よ…」と、言いたい。
そうだ!このセリフを家内に向けて、先日、全巻爆買いしてしまった漫画「がんばれ元気」と「柔侠伝」の言い訳にしようか⁉汗。
永遠のヒーローたち! |