2023年5月13日土曜日

大学柔道物語⑦今でしょ。

息子は無事4年に進級した。授業時間は昨年より減り、腰痛は以前よりは楽なようで、今は大学最後の柔道部を楽しんでいるようだ。

柔道界も大会が再開されてきた。先日は千葉県実業柔道連盟主催「千葉オープン」の5名団体戦に出場と聞き、久しぶりに家内と観戦に出かけた。

関東だけの大会だが、注目は自粛していた警視庁、神奈川、千葉、埼玉の県警が出場する事だ。息子の帝京平成大は予選リーグCで、早稲田大、千葉工業大、埼玉県警の4チームの総当たり戦で優勝したチームが本戦進出となる。

埼玉県警との試合は興奮した。中堅の息子の相手は埼玉県警のエース。引き分けで上等と思ったら返しの小外掛けで勝ち、埼玉県警に勝利。こりゃいけると期待したら、サラッと早稲田に負けた。本戦進出した早稲田は柔道も強いのだ。


今、やるべきこと。


全日本学生大会も目前だが、それ以上に就活にも集中だ。実業団内定の一握りの選手以外は、柔道から就活生に軸足を移し自らで進路を掴むのだ。

彼の戦績は団体戦全国16位、個人戦は千葉県学生100k級優勝と全国区での活躍は及ばなかったが、唯一、誇れるのは小中高大と一途に柔道に打ち込んだ事。これは今後の彼の財産になる筈だ。

さて、息子は教育実習と県警の地方公務員試験を待つ。一般の企業就活だと内定が出る頃だが、お気軽な彼は千葉県警の説明会に行ったきりだ。

それを案じた息子から具体的な企業活動を聞かれ、今頃遅いと返したが、たまたま彼の近くに住む弊社の2年目生に就活レクチャーを頼めと伝えた。それをどうするかは本人次第だ。

今まで体を張った勝負だけの男が、今回は頭脳戦になる。さぁどうなるか、結果次第では企業就活か、後期の公務員再試験か、乞うご期待だ。

何にせよ彼にとっては正念場。不器用な極楽トンボの奮闘を願って止まない昨今である。