2023年6月22日木曜日

大学柔道⑧教育実習。

 6月も終盤となり今年も折り返しである。時の早さに驚くばかりで、まだ先だと思っていた息子の安田学園での教育実習が始まっている。

実習3週間はスーツ姿にドカ弁と道着を抱え、早朝に出掛け夜遅く帰宅。先生業は大変だ。

家内は久しぶりの息子の長期滞在で大忙し。早朝から3人分の弁当と夕食に追われるが「一日一升の炊飯」の復活が何となく嬉しそうだ。

息子は先生方の授業を観察し、保健体育の指導案を作成し授業を行う。現在安田には14名もの実習生がいて教科別に実施要領が違う。受験科目の英語生は早々と小テストを任されるが、息子は保健体育と柔道部の朝練とガチ取り組みだ。

先生方は息子をよく覚えていて「田邊が先生か」とからかうが、元気が取り柄の息子に皆さん温かい。特に柔道部の川合先生には色々とご配慮頂き、感謝しきれないと語っていた。


柔道部4年の就活事情。


安田学園は偏差値も上がり、先ず入試に合格しないとスポーツ特待もない。結果、有力選手を集めにくい柔道部は、昨年表彰された関東大会30年連続出場の記録が途切れてしまった。

以前は、猛練習と自発的な切磋琢磨で、都内でも強豪の一角だったが、今は基礎練習と体づくりが先決で、息子なりに部員の指導に悩んでいる。


そもそも体育教員は供給過剰で、他で働き待機する人が多く私なら挫けそうだ。それでも教員免許は取得すべきだが、卒業後の免許取得からの採用試験は先行き不安の狭き門だ。

地方公務員の県警も同様で、千葉は採用165名に何と5倍近くが応募、そこから2次面接が息子たち590名だから合格率2割強と、かなり難関だ。

故に息子は7月から一般企業の就活も並走し、県警の結果と後期試験も考え、私学の教員募集を探りながら、最終の決断をするようだ。

親は先々を色々考えるが、息子の方は実習仕上げとなる大学側と先生20名が参観する「田邊の研究授業」の指導案の作成と、実習終了日は翌日に始まる全日本学生柔道の団体メンバーに合流する準備などバタバタで、今を精一杯である。

未知なる柔道部4年の就活事情。他人事なら面白いが親としては彼に根付いた?はずの「自他共栄・精力善用」を信じて見守るしかないか。














2023年6月2日金曜日

ピンピンコロリ。

68歳の現役はいつまで頑張るか。80過ぎの現役友人と今の会社には申し訳ないが、私の本音は早く引退してのんびり自由に暮らしたい。

42歳で結婚して、家購入と下の息子誕生が46歳の時だから60歳で引退は無理だった。今も現役でいられるのは有難い話だが、来春に息子が就職して家のローンが終われば、もうフルタイムで働く必要がないのだ。一般的には60前後で子育てと返済を終え、あとは貯蓄と年金で第二の人生を謳歌が理想だが、今の環境下で、そんな方はどれくらいいるのだろう。

現在、雇用延長制度は65歳で区切り、それ以降は需要と供給次第だ。政府が年金支給を65歳に延長した空白の5年を自活させる為、雇用延長を制度化して支援金を投入したのだ。

身体的には65歳の前期高齢で多少ガタはくるが、介護不要の健康寿命の平均男72・女75歳までは、元気に街を闊歩し、要介護の後期高齢になると、その人数は激減することになる。

故に政府は70歳まで雇用延長すべきだ。ベテランのキャリアを活かし働き手を確保しないと、来年以降の深刻な労働力不足に対処できなくなる。


身体と相談しないと決まらない。


統計上、私はあと4~5年は介護不要。その後7~8年は要介護のまま81歳で昇天なら、この4~5年をどう延ばし、どう過ごすかの勝負になる。

因みに、今の私は糖尿病や高血圧など大量の薬を飲むので、私の医療費は何と年間28万円。このままの不摂生では「呆けた要介護は、我が家の老害」になってしまう。


現在、私は二部門を兼務しフル出勤だが、古希を前にそろそろ世代交代の時期にきている。優秀な後任もいるし「老兵は去る」のみである。

最近は老兵の働き口も増えたが、立ち仕事は難しい私は、誠に勝手ながら暫くは現役で、引退後は割りのいい仕事が週2回程度で過ごしたい。

「いい加減にせえ」と言われそうだが、目標は高く就活を頑張るのだ。それには「心身共に健康」が大前提だ。A猪木の「元気があれば何でもできる」を「元気がなくなると何一つ出来なくなってしまう」と捉える方が臨場感がある。

やはり私も、目指すは介護不要のまま旅立つ「ピンピンコロリ」が終末の理想なのだ。

その為には今の自分に喝!だ「大食短命」「小食に医者いらず」を、とくと心得よ。