2018年6月26日火曜日

娘よ、20才の誓いを。

この6月、民法上の成人年齢の改定が決定した。2022年4月より18歳が成人となるから、今の中学2年生14才が対象だ。酒、タバコ、ギャンブルは除外だが、今一度成人を考えるよい機会である。

今春、娘が二十歳になり浦安のTDL成人式に晴れ着で出席した。思い出と写真のために、成人式で着飾る気持ちは分かるが、本来の目的は「成人としての責任」を自覚することである!

現在の民法上の「20歳の成人」で未成年と大きく変わることを列挙してみた。

1.刑事裁判の裁判員になるかもしれない。
 「市民がもつ日常感覚と常識を裁判に反映させる為、当然常識人であれ」
2.酒、タバコが正々堂々と嗜める。
 「自制も乱用も自由、健康管理は自己責任」
3.競馬、競輪など公営競技で勝負できる。
 「お金に感謝。ギャンブル散財も本人の自由」
4.国民年金の加入義務が発生する。
 「20~60歳は強制加入の基礎年金。老後・障害・死亡の不安を一考せよ」
5.ローンや賃貸契約など親の同意は不要に。
 「親や周囲にも影響を与える事を忘れるな」
6.犯罪行為は実名報道される。
 「少年少女Aではなく、前科は生涯つきまとう」
7.結婚は本人の意思で可能になる。
 「親が反対でも結婚できるが責任を持つ事」
8.養子を迎えることができる。

保護者の庇護や承諾を卒業して、養親になることもできる成人。並べると「大人は自由でいいな」から「大人は色々と背負うな」に変わるはず。成人に相応しい自分への覚悟はさらに重要になる。

娘は、大学3年でゼミも決まり、海洋設計士と公務員資格取得などを目論んでいるらしい。自立心が目覚めたか、黙々と課題に取り組み、お小遣いはバイトでやりくりし、貯金もしているようだ。しかし家事は全て「親頼み」である。

それより、今の心配は17才の柔道息子。殆ど教科書も開かず、朝たたき起こしても目覚めない。柔道以外、親に「おんぶに抱っこに肩車」状態。この未完の大器?が覚醒まで、私の体力が持つかどうかの勝負である。

家内は「あなたの原動力は子どもなのよ」という。そうか、息子は敢えて親に心配(親不孝)させているのか?。ここはそれを信じ「生涯現役」を決意しよう。そう、自分のための目標は、単純に決めた方が気が楽である。

しかし、家内からはキツイ一言。
「まず、親が子離れしないとね!」そう、私が「子離れ」していないは問題か。

子どもたちは、いつかは巣立つ。その時は、私の原動力を「家内」にする?一方、家内のほうは・・?。思わず汗がでる。

成人は楽じゃない。腕の太さでもない。