謹賀新年!穏やかな新年を迎えられた事と推察致します。旧年中の感謝と共に、本年も変わらぬご厚情を宜しくお願い申し上げます。
人々の年末年始を変えたコロナ自粛。私も静かに過ごしたが「皆で集う場」の消滅は、人としての楽しみや生活の張りを失くしていく。
そんな一つが「須賀道場の越年稽古」の中止だ。大晦日の夜、道場OBが続々と練習を始め、除夜の鐘で一斉に正座・黙想のあと、新年の乱取りに突入する須賀の名物行事だ。
私も道場と隣の神社の初詣も行けず、寂しい元旦となったが、考えようで高齢の基礎疾患者の私には、不幸中の幸いと言い聞かせるしかない。
2021年に望むこと
一縷の望みは、ワクチンの浸透で収束に向かうこと。日本は6月までに8千万人にワクチン接種を想定する。人口の6割が免疫を持てば、集団免疫が働き感染を抑え込めると聞く。
コロナの終息が、格差なく平等に訪れ、疲弊で傷んだ心まで回復させてと願うばかりだ。
どんなに環境が変わろうが変わらないのは「人の心」。今更当然の「心の在り様」が絶えず語り継がれるのは、人の世の永遠のテーマだからだ。
私たちは、人との関係で、悩み、喜び、絶望を知り、至福を味わう。自分と関わること、他人と関わることで「心の届け方」を学び、成長する。
環境も仕事も勉学も、成長の手段でしかないから、コロナ禍という難易度が高い環境だけに、飛躍的な成長が期待できると前向きに捉えたい。
本年も、皆さまの心に「想い」が届きますよう精進して参りますので、倍旧のご支援、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。