私はこの10年、糖尿病、高血圧、高脂血症対策でカロリーは気を配るが、加齢による基礎代謝の低下への対策は手つかずだ。運動不足で筋肉は細くなり、余分な脂肪は増えている。
盆休の息子は「柔道&食いトレ合宿」で朝昼晩は、どんぶり飯3杯と、夜食に豚丼か牛丼。これが軽量級にはきつく、シックスパック腹筋の筋肉体系で動きも早いが、相応の胃袋で食欲に限界がある。一方息子のような重量級はパワー重視で、増えた脂肪を筋肉に替えていく。
軽量級と重量級の体系を例えるなら「ジープと戦車」。燃料タンクも馬力も走行距離も違うので、車種変更より排気量を大型化する目論見だ。
実は、燃費の悪いことが一般的なダイエットには極めて健康で有効的手法である。
合宿前、戦車の息子はアキレス腱、ジープの友人は肘の腱、後輩は肋骨を痛め、それぞれ鍛えられる部位の筋トレと、食いトレの合宿となった。
監督の指示は、息子が腕立て1,000回、友人・後輩は階段昇降50往復とランニング。この結果、とんでもない身体になって戻ってきた。友人は競輪選手、息子はレスラー。更に総合的練習までは出来ずで、体重増加に転じたようだ。
食べ過ぎの体重増加は脂肪で増えるので動きは鈍くなるが、次に増えた脂肪を減らして、筋肉に転化する「絞り込み」が重要である。
体積で脂肪10と筋肉8は同重量なので、脂肪を減らした分の「8掛け」の筋肉に転換すれば、体重は同じでもスリム化する。そこから筋肉が太れば、ベストなアスリート誕生である。
実は、この筋肉量を増やすことが、一般的なダイエットに極めて健康で有効的手法でもある。同カロリー取得なら筋肉体型の体重は減るのだ。
さらに、筋肉1キロの基礎代謝は13Kcalで、脂肪1キロは4Kcalである。単純に筋肉体系は脂肪体系の3倍食べても太らない計算だ。逆に言えばダイエットにはこの3つしかない。
実は、この筋肉量を増やすことが、一般的なダイエットに極めて健康で有効的手法でもある。同カロリー取得なら筋肉体型の体重は減るのだ。
さらに、筋肉1キロの基礎代謝は13Kcalで、脂肪1キロは4Kcalである。単純に筋肉体系は脂肪体系の3倍食べても太らない計算だ。逆に言えばダイエットにはこの3つしかない。