先日、会社の定期健康診断を受けたが、結果が気になる。健康自慢だった私だが、53歳で糖尿病で入院してからどうも勝手が違ってきた。
それまでは社内一会食も多く、肥満へと暴飲暴食を重ねてきた。遂に初の入院で糖尿・高血圧・高脂血症が押し寄せ、健康体は一刀両断された。
それを機に食生活を変えスリム化したが、老化には勝てず65歳前にガクッと体力が落ちた。
実は健診当日、私にはショックな事があった。それは身長が縮んだことだ。調べたら、40歳以降は平均10年で1㎝縮むそうで、①加齢による水分減少②骨粗しょう症による背骨の圧迫や変形③生活習慣の不良姿勢が主な原因との事。
そう、80歳には4㎝も低くなってしまう。加速度的に縮む前に、水分とカルシウムを充分摂取し、普段の姿勢も気をつけようと真剣に思った。
そんな訳で検査結果の数値が怖い。血糖以外の機能も正常域から外れると心臓にも悪い。とは言え、ラクして健康になりたいは虫のいい話だ。
変化に鈍は命取り。
昨年は大腸ポリープを内視鏡で摘出。以前もポリープで胆のうを全摘したが、どちらも良性で一安心。因みに、胆のうが無いと肝臓が胆汁を出すので、生活に変化はないので念の為。
やはり、後手を早期の治療に変えることだ。すると友人に「腫瘍マーカー検査」は追加しろと勧められ、今回それを加えたから尚更ドキドキだ。
私の元上司は忙しいからと健診を飛ばし、翌年に発見された癌は既に手遅れだった。すい臓癌で亡くなった母も発見時には余命1年。腰痛かと湿布を貼って我慢したのが仇となった。
車でも10年乗れば、至る所にガタがくる。まして人間様は何十年と走り続ける。普段のメンテナンスを怠り「後の祭り」になったら最悪だ。
実は会社の組織でも、ヒトを定期診断しないと崩壊を招く。ヒトは車と違い簡単に部品交換できない。車の振動・音・ブレーキの効きの如くヒトを観察し、対人予防と早期治療を施す。「心の健康」も身体のそれと全く変わらないのだ。
さてドキドキの健診結果だが、気持ちの明暗は別として、サラッと報告したいと思う。
世間はステルス・オミクロンが恐怖だが、今の私は診断結果の方が怖いかもしれない。💦