2021年1月23日土曜日

五十肩の痛みと重さ。

 昨年末から左肩が痛い。40代で四十肩になり50代半ばの五十肩はゴルフコンペで、腕前は上がらず、痛む腕も上がらず最悪スコアを記録した。

その後、痛みが消えて喜んだのも束の間、次は反対の肩が痛みだした。不思議だが片方だけが痛み、両肩同時は無いらしい。そして今は六十肩。60代でも五十肩らしいが、どちらでもいいから、この辛さを何とかして欲しい。

これは加齢で骨、靭帯、腱が固まり組織が炎症を起こす状態で、動かないと更に固くなる。服を脱ぐ、物を拾うなどの拍子に激痛が走る。痛み止めと湿布では、あまり効果はない。

整形外科のリハビリは、脇下と肩甲骨の筋肉マッサージ。3割の負担でも1回1,330円で、今の混雑ぶりからも膨大な医療費と人手不足を実感する。

健康自慢が健康不安になる。その対策は「後手の治療より先手の予防」しかないか。

作家で医師の帚木蓬生の書「老活の愉しみ」に、経済が国民総生産なら、健康は「国民総筋肉量」で、年配者1人の筋肉量が100g減ると、年間医療費で男性25万円、女性32万円が上昇するとのこと。やはり筋肉の衰えは大敵だ。


痛みの値段と、悼む値段


統計上、何らかの慢性の痛みで悩む方は約2,700万人で、医療費と経済損失を合わせると2兆円近いという。昨年の概算医療費は43兆6千億円で過去最高だとか、先を思うと恐ろしい。

慢性の痛みの病名は様々で、簡単に仕分け出来ないが、患者側の我々が「生存を最優先」に考えて診察を取捨選択しないと医療は崩壊してしまう。

今は感染防止に全集中。外出や会食は以ての外で、肩が痛いなどと言ってられない。自己完結で済む事を増やして、治療と防止を優先させたい。


確かにコロナ禍の経済的損失は計り知れないが、人の命より尊いものはない。企業も経済の活性化も「人が元気」でなければ成り立たない。

大切な人を失い、残された者がその人を悼む痛恨の重さは、五十肩や皆で集う楽しみとは、比べる余地もないほど重いのだ。











2021年1月3日日曜日

想いよ届け!2021年。

 謹賀新年!穏やかな新年を迎えられた事と推察致します。旧年中の感謝と共に、本年も変わらぬご厚情を宜しくお願い申し上げます。

人々の年末年始を変えたコロナ自粛。私も静かに過ごしたが「皆で集う場」の消滅は、人としての楽しみや生活の張りを失くしていく。

そんな一つが「須賀道場の越年稽古」の中止だ。大晦日の夜、道場OBが続々と練習を始め、除夜の鐘で一斉に正座・黙想のあと、新年の乱取りに突入する須賀の名物行事だ。

私も道場と隣の神社の初詣も行けず、寂しい元旦となったが、考えようで高齢の基礎疾患者の私には、不幸中の幸いと言い聞かせるしかない。


2021年に望むこと


一縷の望みは、ワクチンの浸透で収束に向かうこと。日本は6月までに8千万人にワクチン接種を想定する。人口の6割が免疫を持てば、集団免疫が働き感染を抑え込めると聞く。

コロナの終息が、格差なく平等に訪れ、疲弊で傷んだ心まで回復させてと願うばかりだ。


どんなに環境が変わろうが変わらないのは「人の心」。今更当然の「心の在り様」が絶えず語り継がれるのは、人の世の永遠のテーマだからだ。

私たちは、人との関係で、悩み、喜び、絶望を知り、至福を味わう。自分と関わること、他人と関わることで「心の届け方」を学び、成長する。

環境も仕事も勉学も、成長の手段でしかないから、コロナ禍という難易度が高い環境だけに、飛躍的な成長が期待できると前向きに捉えたい。

本年も、皆さまの心に「想い」が届きますよう精進して参りますので、倍旧のご支援、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。