2023年4月25日火曜日

会社員の心意気。

会社員46年目になる。前半は自分の連続達成を追い、後半は事業場の数字を追ったが、それ以上に危機管理と組織の在り方に追われた。

2004年まで会社は永遠だと信じていた。当時は出世街道ひた走りギラギラだったが、会社崩壊で経営も役回りも、何とでもなると思い知った。

そして会社は買収され、今まで以上に「実力と魅力」がないと通用しない世界に突入した。


具体的に実力をつけるなら、今の業務をケーススタディと捉えて取り組むことだ。幅広くスキルを磨き、力まずにマネジメントを学ぶ。社員は教師(反面)にもなり成果検証もできる。

因みに部下は賢いから、上司が知見を与える為の話か、単なる自慢かは直ぐ見分ける。使えない昔の自慢話など誰も聞きたくないのだ。

承認欲求は大切だが、部下が「媚を売る」のは最悪だ。それを喜ぶ勘違い上司には耳障りのよい報告が蔓延し、やがて「裸の王様」になっていく。


人間力って何だろう?


やはりリーダーの決め手は「人間力」に尽きる。ビジョンを語る人に魅力がないと響かないし「あの人なら」という心証が左右するのも事実だ。

一般的に人間力とは「自律した人間が力強く生きる総合的な力」と言われ①知的能力②社会・対人関係力③自己制御力の3つの力だという。

人間力の錬成は、過去を否定する覚悟で己を変える事だが、自信過剰者はプライドが邪魔をして、自信がない人は変化する事に臆病になる。

そう、一番の敵は「変われない」でなく「変わらない」と決断してきた自分自身なのだ。

昔の私は自信の塊だったが、課長時代に部下にやらせる「靴の上から足を痒く」想いを経て、部下の能力の最大化の任せ方(采配)を覚えた。

実は、もう一つ私が変わった理由は他にもある。それは崩壊した己の容姿。その頃私にハゲとデブが襲来し「ハゲデブ中年」になった時、私の生意気な鼻っ柱はへし折られてしまった。

髪の毛フサフサには勝てない。この劣等感が、己の強みづくりを決意させ、折衝力やマネジメントを磨いた。スキンヘッドもこの頃だ。

今思うと、若さと少しの容姿だけで粋がっていた自分に虫唾が走る。それまでは、己の薄っぺらさに気づかない、イヤ気づこうとしなかった。


「フレッシュなイケメン&美人さん」と「何となく仕事が分かった風の君」に告ぐ!それは永遠ではない。後輩が来れば仕事の質は変わるのだ。

今は若さで許されている事に早く気づくことだ。そこから本気で啓発すれば、将来は人間力溢れるリーダーになれるのは間違いない。

人として輝きを放つのは、向上心に溢れた「人たらし」に宿るのだ。未だ薄っぺらな自戒も込めて若者に伝えたい46年目の老兵である。







2023年4月5日水曜日

素顔を知らない友。

街では新入社員の姿をよく見かける。初々しいからすぐ分かる。今年は集合研修や懇親会もできそうでコロナ入社組に比べたら恵まれている。

今年の中学高校の卒業生は、丸々3年間コロナで部活や修学旅行の濃密な時間もなく、互いの素顔も知らずに卒業してしまう。卒業式も「今さら素顔を晒せない」と最後までマスクの人は今後、同窓生と会う時はどうするのだろう。

夢を抱いて上京した大学生も、キャンパスライフは消滅、友人もバイトも出来ずに下宿を引き払い中退した人もいると聞く。

人間関係を学ぶべき学生には残念だが、今後、彼らに及ぼす影響を心配する。コロナ調査では、黙食・在宅・ゲームと引き籠った結果、大半が「やる気が出ない」と回答。ゲーム依存と生活変調の睡眠障害も深刻で、無気力と将来の不安は著しい結果だ。

コロナ鬱の死亡者が、コロナ病死を上回る現実をみて大人達の先行き不安の蔓延が、子どもたちにも伝染するのは当たり前だ。


それぞれの三年間の意味。



私はマスク顔しか知らない人は「顔見知り」の仲間にならない。コロナが5類になり落ち着けば、早く顔見知りの関係を築こうと思う。

コロナ入社の娘は、同僚との付き合いや出張も研修も限定されてきた。息子も多くの大会が中止か無観客となり出場も応援する場も失った。

しかし幾ら嘆いても仕方ない。ならば、ここは前向きに今までの何倍も楽しむしかない。因みに今後やりたい調査では、1位「旅行」2位「外食と飲み会」3位「友人と会う」の結果。そう、何も特別な事でなく、当たり前の楽しみが一番大事なのだとつくづく思う。

さぁ、当たり前を当たり前にやれる日は近い。この有難味を噛み締めて次へ進むとしよう。


「侍日本」を見よ。我々は同じ釜の飯を食った仲間を友とし信頼し合あう事が得意なのだ。故にマスク不要の際は、先ず「素顔を知らない友」を無くす事から始めよう。ヌ~。