2021年2月25日木曜日

今は電車と注射が怖い?

 私は毎日、京葉線と有楽町線と大江戸線を利用する。京葉線は普段も混むが、隣りの舞浜駅でTDLの利用客が合流すると激混みとなる。

駅で通勤客が降りようとすると、舞浜から乗り込んだ電車不慣れの方々が、ドア付近で吊り革や柱にしがみつき、流れを堰き止めてしまう。

一旦、降りて再乗車してほしいが、トランクを抱えた家族連れや若者が「降りたら最後」とばかりに踏ん張るので、とんでもないことになる。

そのTDLが苦しんでる。事前チケット客のみで、レストランもショーも半分が休業。おまけに10~19時営業では、舞浜駅も寂しい限りだ。

結果、TDLが赤字決算。近所のファンとしては残念でならない。スーパーでみた白雪姫や自転車に乗るアリスも、最近は見かけなくなった。

米国ディズニーは、3万人の人員削減と、駐車場をワクチン接種所に転用し、一部のパークを無料開放してお客様との接点を繋ごうと苦心する。

まさに「夢の国」が挑む「現実の冒険」である。


話を電車に戻すと、新木場始発の有楽町線と、大江戸線は途中から座れるのは嬉しいが、やはり地下鉄は空調と激混み区間が不安のタネ。

大江戸線は他より車両が狭く、以前に運転手の宿泊所の水道蛇口の感染クラスターもあり、吊り革とパイプが怖いのは変わらない。

電車での感染実体は不明だが、結構やばい筈。三密の最たる空間だし、無症状の感染者が電車内にどれだけいるか、考え出したらキリが無い。

こうして、人々の感染防止の意識は高まり、安全基準も上がる。私も布マスクから不織布かフィルター付きに切り替えた。不織布マスク条件から、2重マスクを要請する施設まで出てきそうだ。

一方、飲食・小売・旅行業救済のGoToは中断だが、GoToイートのシステムがワクチン接種に転用できるようで、接種会場の要員として、苦しむ業界の雇用確保を画策している。

いよいよワクチン接種が始まる。医療関係者の次が高齢者3600万人、基礎疾患者820万人と続くが時期は不明。我が家では、優先接種の私の副反応が恰好の参考事例だと吐かしてる。

「案ずるより産むが易し」でワクワクして接種を待ちたい。その模様はブログに書くので、次の方の参考になればと思うが、いつのことだろう。



2021年2月5日金曜日

大学柔道物語②乱取り

コロナ禍で、大学柔道部のブログネタが少ない。創部して初となる大舞台、階級毎に3名出場の関東大会は、準備も虚しく中止となった。

大学も慎重で、朝練や乱取りを控えて、ハードな筋トレ中心と聞く。相変わらず息子は大喰らいだが、練習の手抜きは、ただのデブになるぞ。

この時期、息子達は大鍋に肉と野菜を放り込み、皆で炊飯器2台分をたいらげる。まさに相撲部屋のちゃんこ鍋。全国でキャンパス生活が消滅する中、熱く楽しい日々に感謝すべきだ。

帝京平成大学柔道部も練習だけの1年間となるが、積んだ練習は嘘をつかない。春は全員2年生。開催を信じ、1部リーグ入りを成し遂げろ。


明日を信じて、今を過ごす。


対戦競技では実戦的練習が大切で、柔道は乱取りで、相手とガチで組み手争い、躱す、仕掛けるを繰り返す。これが足りないと試合運びが鈍る。

IJFの試合時間は5分で、ジュニアで3~4分。これが全力疾走と同じで精魂尽き果てる。延長戦だと筋力も握力も無くなり、まともに戦えない。

試合時間内での試合運びを身に付けるのも重要だが、延長戦の時間無制限の場合を想定し、試合より1~2分延長した乱取りを何十本と行い、決着までフルで戦える気力と体力を培うことも肝要だ。


年末にTV放映した66k五輪代表戦「丸山vs阿部」の24分の戦いは、気が遠くなるほど練習した証。血を流し爪を剥がし限界を超えてなお、攻め続ける死闘に、私も言葉を失った。

2人を見守る全日本関係者と井上康生監督、解説の帝京平成大の小野監督など口を揃え、両者を称え感動したのは、24分の重さを知るからだ。

井上監督の現役時代、7分30本の壮絶な元立ち乱取りを終え、意識朦朧の彼を後輩が浴室に連れていき、その場で血の小便を流す姿に「俺には世界は無理と悟った」と後輩本人に聞いた話は忘れられない。そして、井上選手は世界を制した。

先月のドーハの柔道ワールドマスターズでの日本の不調は、実践練習の自粛もありそうだ。

早く感染が落ち着き、本来の濃密な練習を再開して欲しい。そして日本柔道界だけでなく、我々の為にも、東京五輪の開催を期待して止まない。

世界が五輪に集うことは「コロナに勝利」の御旗であり、従来とは次元の違う役割を日本が担うこと。難問だが、その日が来ると信じたい。

「明日ある我が身を想い、今日を生きる」今は、ひたすら乱取りを頑張るしかない。