2023年11月18日土曜日

記録は塗り替える!

先月、大分の武田市が「流しそうめん」の流れる距離を500m更新して4,301mと最長になり、ギネスに公式認定されたと報道されていた。

何とも平和な町おこしだが、挑む側は真剣である。高原から竹筒を繋ぎ1時間かけて流したそうめんがゴールで25g以上あり、それを食べて認定されるようで結構ハードルが高い。

今までの長野県がリベンジするか気になるが、そもそも記録とは破られるもの。あの大谷翔平や藤井聡太も前人未到の偉業達成の瞬間から記録を守る側になり、いつか誰かに更新されるか、それが嫌なら自身で記録を上書きするしかない。

ビジネス界でもシェアを守るトップ企業は、競合を突き放そうと業界初の商品や仕組みを目論み、攻める側は相手の弱点に絞った差別化で、局地戦を挑むか新市場を創出するかだ。


更新した記録を攻め続ける。


「攻めの姿勢」と言えば、ある小売業のオーナーを思い出す。「去年の自分を越える」と決め、今年の販促催事の成功記録を捨て、ゼロから来年を考える試練を自らに課す人だった。


「記録は破られるためにある」リチャードブラウンの名言だが、実は記録には前向きと後ろ向きがある。後ろ向きとは「憎しみ、恨み、妬み」の感情が潜在意識に記録されたもの。表向きの記録更新以上に、負の感情更新を忘れてはならない。

これを機に自分の記録を考えたら『商談でNOと言われたことがない』と、カネボウ福井の『私の売上が37年間未だ記録』だが、売上記録が破られないのは嬉しいより情け無い。

何れにせよ、この2つは表向きな記録で単に自慢にしかならず、後ろ向き感情の記録更新がない事を反省だ。仕事を言い訳に身勝手な過去の過ち、多くの犠牲、憎いままと憎まれたままの関係など、放置してきた不名誉な記録がよみがえる。

負の感情こそ「記録より記憶に残る」ものだが、自分の思いと相手の認識を確かめてから、感情の記録更新が出来たら最高だ。

良くも悪くも「記録は破る」ためにあるのだ。