2018年11月10日土曜日

素敵な夫婦の決め手は

最近、休日に家内と過ごす時間が増えた。結婚当初は糸の切れた凧で、家の事は家内任せ。時間と気持ちに余裕ができ、子どもが小学生の頃は家族との時間が急拡大。最近は子どもが留守で、結果的に家内と過ごす。そして次なるステージは夫婦2人での過ごし方だ。

子どもが自立したら、夫婦で円満に?余生を過ごすことになる。今から家内との接し方を改める必要がありそうだ。そのためにも、現在の課題と対策を考えた。

課題1.体力の格差:圧倒的に家内が健康で元気。亭主は体力向上が急務。
課題2.過ごし方の共有:夫婦での共同行事と自分の時間の充実の模索。
課題3.晩年夫婦のコミュニケーションを探る。

対策1.体力格差には、心身共に健康づくりを目指すしかない。
私の70歳時に家内はまだ50代半ば。家内は元気にテニスを楽しみ、私といえば投薬状態。これは、やばい。1日1,800Kcal厳守で5Kの減量と日々散歩30分を実行。そして頭の健康は認知症予防として、これ、それ、あれ、どれの「こそあど言葉」を禁止。「ほら、あれ、あれ!」のあれを、私が思い出すまで待っている。これは、結構辛い。

対策2.今後の過ごし方
今は、買い物や柔道応援など夫婦で違和感なく過ごしているが、問題はその先。今更テニスは無理なので、2人でのゴルフと野球観戦に勧誘すること。それと自分時間として、誘われている昔の趣味、バンドの復活か。

対策3.晩年夫婦のコミュニケーション強化
子ども話題から家内話題へと会話を切り替える。熟年離婚は、亭主の無関心さと身勝手な所業と認めたうえで、家内と我が家の課題と解決策を話し合う。仕事では当たり前でも家庭では難儀なタスク。まずは夫婦の会話を増やす以外なさそうだ。

「素敵な夫婦の決め手は『ありがとう』のたった一言」


書籍引用で恐縮だが「自分が正しい?相手が悪い?・・その考え方こそが、悪いのです。謝罪し合える、感謝し合える関係を作りなさい」とのこと。
随筆家で精神科医の、斉藤茂太先生の言葉は感慨深い。結論は「家内に花を!」である。

「他人に花をもたせよう 自分に香りがのこる」


家内に花を!





2018年10月22日月曜日

安田学園柔道部⑤ 悔いなき一年一念であれ!

重量級が揃っていた3年生引退に伴い、安田柔道部は夏合宿で増量を目指したが、現状は軽・中量級の多いメンバー構成となる。個人戦は各階級での上位を目指すが、団体戦は強豪校は重量級を揃えるので、相手との体重差が大きいと不利になるが、仕方ない。

安田は60Kから始まり、最重量の息子で100K級。まだまだ力不足が、強豪の上背もある100K超級が相手だと苦戦する場面が多い。柔道の真骨頂に「小男が大男を見事に投げ飛ばす!」は爽快ではあるが、余程、実力に差がなければ、あまりお目にかかれない。

選手は、かける技以外、どう組むか、どうかわすか、どう返すかも徹底的に鍛錬するので、お互い簡単には投げられない。打破するには「体幹を鍛える」も重要で胴体部を強くすることで、全ての運動に連動して強化されることになる。

胴体を構成する、横隔膜・多裂筋・腹横筋・骨盤底筋郡の4つを鍛えると、体の中心がしっかりするとのこと。腕立て1,000回で腕力を強靭にしても、腰や肩との連動を図らないと意味がない。バッティングでも腰が入らないと、球を遠くへ飛ばせないのと同じ理屈だ。

皆の持つ「感謝力」もパワーの源に!


先日の「東京都学年別3人団体戦」は1年生がベスト8で2年生は3位であった。国士舘、日体荏原、修徳、安田と「東京4強」に位置しているが、優勝までの道のりは遠く険しい。

直近の朗報としては昨年同様、ロシアチュメニ国際柔道大会に参加した16歳の66K・81K選手の2名が共に「金メダル」を獲得!加えて福井の国体で、中堅選抜の安田3年部長の東京都チームが優勝。この素晴らしいニュースに安田柔道部は沸いている。

こんな息子たちの柔道生活も、3年の夏までだから残り1年もない。ケガせず、体幹を鍛え、強豪校以上の練習を積み重ね、来春の選手権全国大会の日本武道館、金鷲旗大会、夏のインターハイ全国大会の鹿児島、茨城国体と、勝利への執念を燃やし続けて欲しい。

常に感謝を忘れない安田柔道部は、この感謝力も糧にして、一心に指導くださる川合先生と「満面笑顔で称え合う姿」を実現するのだ。これこそ言葉を超えた最高の恩返しであり、無上の喜びとなる筈。特に2年生は悔いなき一年一念であれ!と願うばかりである。

安田柔道部、毎年が一年一念!









2018年10月6日土曜日

素晴らしき日曜日

我が家のひかりケーブルに「黒澤明」シリーズが再登場。改めて作品を眺め「七人の侍」「赤ひげ」など代表作は感慨深いが、結構知らない作品があることにも気づいた。

その中の一つ「素晴らしき日曜日」1947年(東宝)を初めて鑑賞した。敗戦直後の東京を舞台に、貧しさに立ち向かう恋人の姿を描いた作品である。この黒澤の初期作品の評価は賛否両論分かれるらしい。それも肯定派と否定派が同じシーンで分かれるのが興味深い。

焼け野原が残る昭和22年。人々は貧しく不便を我慢しながら生きていた時代。お金はないが楽しいデートの筈だった恋人同士が、モデルハウスでバカにされ、知り合いを尋ねても金の無心と勘違いされ、だんだん惨めになる彼と、必死でフォローする一途な彼女。

映画の終盤。気を取り直した彼は、誰もいない野外音楽堂で演奏の真似事をするつもりが、北風に邪魔され舞台にあがれない。唯一の観客、彼女の拍手も届かない。ふっと顔を上げた彼女が「私達に元気をください」と映画を見ている観客に拍手を呼びかけるのだ。まっすぐに、観客の我々に目を向け、涙ぐんで語りかけるのである。

映画の常識を超えた演出に「拍手で応える客はいない」と否定的な考えの人と「観客と一体化させる試みが素晴らしい」と肯定する人と真っ二つに分かれるシーンだ。
実は、この映画がフランスで上映されたとき、観客が拍手喝采の総立ちになったと聞く。

うつむく彼は、万雷?の拍手に後押しされ、彼女の編み棒を手に持ち、舞台中央でコンダクターになって指揮を始める。すると空想のオーケストラの音が聞こえてくる。二人の未来が、音楽によってモノクロから総天然色に変わったかと錯覚してしまう場面だ。

観客が、主観的な応援団になるか、客観的な第三者になるかは、あなた次第である。映画は娯楽の玉手箱。単純な私は、世間の風(北風)に負けるな!と拍手喝采のエールを贈った。そのほうが楽しいし、真摯な彼女の訴えに素直に応えたくなったからだ。

何でも、出来上がった物への批判は簡単である。まずは文句や批判の前に、作り手の感性に近づく努力をしてみる。そのうえで納得できなければ、代案を考えるのがセオリーだ。

私は黒澤明の狂信的なファンではないが、常に本物に拘った映像と緻密な演出で、数々の傑作を生み出したことは事実。秋の夜長「素晴らしき日曜日」を観るのも一興である。鑑賞希望の方は、私からのネタばれを心よりお詫び申し上げたい。で、拍手はあなた次第。

黒澤明の迷作、名作?



2018年9月22日土曜日

こんな人になりたい。

9月6日の北海道大地震は、本社札幌の弊社にとって大事件であった。幸い社員は無事だったが、停電関連の問題解決に追われて、改めて危機管理体制を再考する機会となった。

危機管理は天災も人災も「先手の予防と後手の治療」の準備。それには組織内でやるべき事と、個人的には、自己成長を目指して、人格・精神、倫理観の醸成も大切である。

最近マスコミを賑わした二人の人物から、人災の有り様と、自己変革の肝要を実感した。
一人は、歴史に生まれた歴史の男、アマチュア協会の終身会長。二人目は、ひたすらボランティア活動をしながら行方不明の子どもを救った男。二人の共通点は、どちらも、同じ誕生日の78歳の男である。

しかし「人としての有り方」は対極に位置する。地位と名声を求める人と、何も求めず他人の為に尽くす人。いったい何が違うのか。自分の人生脚本とは、生い立ちや環境で幼少期に「禁止令」を自分に課してしまい、人生ドライブの「アクセル」と「ブレーキ」の基準も無意識に作り上げてしまうという。

二人は「何が幸せ・何を求める」の価値の基準が全く異なる。「自我」へのアクセルとブレーキが間逆であるから、終身会長の判断は、自分が満足か、納得か、良いか悪いかだが、ボランティアの方は、相手が満足か、納得か、良いか悪いかである。行動基準は「自分か相手か」の違い。これが天と地の差になる。

赤信号、みんなで渡れば怖くない


実は「自分」基準のトップ組織は、誰にも分かりやすく、組織がそれに応えようと動くので活発化する。反面、際限なく暴走する危険をはらみ、いつのまに「ウチの常識、世間では非常識」となり「組織崩壊」へと繋がりかねない。今、世間で噴出しているパワハラ問題や忖度も氷山の一角であろう。

自己主張が苦手な日本人は、権威主義的パーソナリティが強いといわれ、硬直化した思考によって、絶対的権力者に服従し、少数派を排除する傾向がある。戦前のファシズム、現代では「アムラー」など、それぞれがヒーローを求める由縁でもある。


「沈没船ジョーク」をご存知だろうか。沈む船から脱出する救命ボートに、女性と子どもを乗せ、男性に残ってもらう決め台詞。米国人には「お前はヒーローになれる」、ドイツ人には「これが規則」、日本人は「みんなが残ります」が効果覿面という話である。

この話、日本人の集団行動に走る皮肉。一人ひとりは、思慮深く相手を気遣うやさしさはあるのに、それを行動に移したり、異を唱える勇気と自己主張が弱い。その典型の終身会長の組織では、一人で信念を貫くボランティア男は、異質な少数派となる。

しかし、集団の平均的一人として皆んなで渡れる時代は、とっくに終わった。今後、目指す姿は「正しい信念と強い実行力をもつ人」である。欲を言えば、組織の中で排他されず、正しい主張を波及させる伝播力と、ある意味、立ち回りの器用さだ。

今夜もTV画面から、満面の笑みと元気一杯の「ボランティアの英雄」の姿が流れている。思わず、こんな78歳になりたいなあ、と画面に見入ってしまった。

人生脚本を変えていく



2018年9月2日日曜日

脂肪で太るな!

ようやく9月。残暑厳しいが食欲不振で夏バテ気味の方は、秋の味覚シーズンで体調を戻したいところだ。ところが、我が家は猛暑だろうが「食欲の嵐」は吹き荒れていた。

私はこの10年、糖尿病以来、高血圧、高脂血症対策でカロリーには気を配るも、体力低下による基礎代謝の減少は考慮してない。運動不足で筋肉が減り、下腹部は出るし、休日は4時に目覚める。寝るにも体力を使うので、年寄りの早起きは仕方ないか。

息子は、お盆の頃は「柔道合宿」であった。朝昼晩、どんぶり飯3杯と豚丼か牛丼の夜食がノルマ。これが軽量級の選手にはきつい。60、66K級の選手は、見事な腹筋と全身筋肉体系なので動きも早く、相応の胃袋で食欲に限界がある。100K級の息子のような重量級はパワーが重要で、一般的に太りやすくそれを筋肉化するタイプが多い。

丁度、軽量級と重量級の体系を車に例えるなら「ジープと戦車」。当然、燃料タンクも馬力も走行距離も違うので、簡単に車種変更はできないが、排気量を大型化する目論見だ。

合宿前、戦車の息子はアキレス腱を、ジープの友人は肘の腱を、後輩は肋骨を痛めてしまい、3人は上半身か下半身どちらかを鍛える筋トレと、食いトレの集中合宿となった。

監督の指示は、息子:腕立て1,000回、友人・後輩:階段昇降50往復とランニング。これを最下限でやった結果、とんでもない身体になって戻ってきた。友人は競輪選手、息子はレスラー。更に総合的練習ができなかった分、体重増加に転じたようだ。

食べ過ぎだけの体重増加は、脂肪が増えるから当然動きは鈍くなる。この体重で脂肪を減らし、筋肉を増やす絞込みが重要である。体積で脂肪10と筋肉8は同重量なので、脂肪を減らした分の「8掛け」の筋肉に転換すれば、体重は同じでもスリム化と同じだ。そこから筋肉が太りだすとベストなワンランク大型のアスリート誕生である。


さらに、筋肉1キロの基礎代謝は13Kcalで、脂肪1キロは4Kcalである。単純に筋肉体系は脂肪体系の3倍食べても太らない計算だ。逆に言えばダイエットにはこの3つしかない。
1.食事の質と量を変える。2.運動で体脂肪を落とす。3.筋肉で基礎代謝をあげる。

私も、基礎代謝が減れば、食事を変えて運動をするだけ。年齢と目的に合わせた上記3つの組み合わせなので、面倒と思わずに実践!と自分にも言い聞かせたい。

写真は、小6からの筋肉化への鍛錬が「脳筋」を併発した困った事例である。頭痛!

上段ビフォア、下段アフターだが、脳筋化はまずい!






2018年8月17日金曜日

安田学園柔道部④ 夏柔道も熱い!

今夏「全国高校野球・甲子園大会」の100回記念は大変な盛上がりだ。地元や贔屓の高校は目が離せない。実は、高校柔道にも九州柔連と西日本新聞社主管の最大の団体戦、福岡「金鷲旗大会きんしゅうき」がある。今年で第92回目の大会だが、マニアと関係者以外あまり知られていない。原因の一つに野球と柔道では競技人口が違うことがある。

高校生のスポーツ競技者数を調べると、1位野球17万人、2位サッカー17万人、3位バスケ16万人、陸上11万人、バトミントン10.6万、テニス10.6万と続く。双璧のサッカーだが、未だ野球人口がトップであり、甲子園ファンが多いのも当然だ。それに比べ、柔道は男女あわせて2.2万人。剣道の4.6万人の半数にも満たないのはショックである。

世界の柔道人口は、ブラジル200万人、フランス56万人、ドイツ18万人に続き、日本は17.5万人。日本発祥の競技なのにと悲しくなる。国内に向けて、柔道の魅力、ルール、組み手力の見方などの広報活動と「2020東京五輪」での日本柔道の大活躍を期待したい。

金鷲旗大会は熱かった


マリンメッセ福岡で金鷲旗2018は盛況に開催された。出場数500校で3,500名の選手が一同に並ぶ壮大な開会式で始まり、選手は学校の名誉をかけ熱い戦いを繰り広げた。優勝まで8試合を勝ち抜くので10面ある試合場はフル稼働。A~Hの8パーツで勝利してもベスト8。最終日は優勝まで5試合連続の体力勝負でもあり、別名「地獄の金鷲旗」と呼ばれる。

安田学園は1回戦シードで、初戦勝利の名古屋工と対戦。勝ち抜き戦なので、先鋒が2名と次鋒が3名勝ち抜き安田勝利。次の南福岡・熊野戦は安田先鋒が5人抜きで勝利。Gパーツでの強豪・岡山の作陽高校には残念ながら準々決勝で敗退した。作陽は塙の佐賀工、前回優勝の神奈川・桐蔭を破り、Gパーツ優勝のベスト8からの決勝ステージに進んだ。

しかし決勝ステージで、作陽は福岡の大牟田に敗退。その大牟田も奈良の天理に負ける。なんと、上には上がいるものだ。決勝戦は「国士舘×天理」。天理を下した国士舘の日本一を見届けた安田は「打倒!国士館」を誓い合い、金鷲旗の全行程を終えた。

男子は国士舘高校、女子は南筑高校が本大会の高校柔道の頂点に立った。準優勝校はもとより、残る498校3,486名の選手達は無念である。会場は応援者も含め喜怒哀楽の一種異様な風が吹く。来年は息子たちにも最後となる、暑く熱い金鷲旗が楽しみである。

金鷲旗開会式とGパーツの安田学園


その後、金鷲旗で敗れた天理高は、2週間後の三重インハイ団体戦で「国士舘×天理」と再度の決勝戦となる。誰もが金鷲旗のことがよぎったが、なんと天理は国士舘に2-2で、代表戦にもつれ込み、見事に勝利し日本一となったのだ。

勝敗よりも「自他共栄・精力善用」が柔道の教え


まさに勝負は時の運。当日の体調、組み合わせ、先鋒からの勢い、波に乗る、守りと攻めの気力の有り様など、実力以外の計り知れない要素が、勝敗に絡む事を実感した。

「練習は嘘をつかない」を信じる選手は、耳をつぶし、爪をはがし、手指・脛を変形させ、一途に練習に取り組む。息子も秋の学年別、選手権に向け同様だ。そして何より「武道」としての「礼・感謝・強い気持ち・諦めない心」を柔道で鍛えてくれている。

「古臭い・道着がダサい・ケガが多い」だけで日本の柔道人口が減少するのは、あまりに寂しい。一人でも多くの方が「柔道の奥深さを知れば、柔道家を目指す若者は増える」ことを念じながら、私は一柔道ファンとして、こうして拙いブログを書くしかない。

今、スポーツ・部活をお探しの方、ワールドワイドの「柔道」、ぜったいお勧めである!!

真の柔道家を目指して










2018年8月3日金曜日

還暦さんは元気!

東京は連日30℃越えで、さすがにバテバテである。埼玉熊谷は41.1℃を記録したらしい。カリフォルニアの50℃は想像もつかないが、街全体がサウナ状態である。そして西日本集中豪雨は心が痛い。広島の友人とは連絡を絶やせないが、早い復興を祈るばかりである。

この猛暑は、日本の経済成長率を0.2%押し上げるとか、7,000億の経済効果とも言われている。確かに、飲料・食品、クーラー・扇風機の家電、日焼け防止商品など新たな需要は計り知れない。一方、縮小分野は建設の屋外工事数、屋外施設の集客、医療費と温水器など。医療費のマイナスは、老人が病院に来なくなることが大きな理由らしい。

ご高齢の会話で「暑さで具合が悪くて病院に来られない。早よ治して病院で会おう」は笑い話だが、確かに昼間の病院は高齢者で溢れているが、逆に観光地やレストランは、元気で丈夫な高齢者が飛び跳ねている。二極化とその拡大は大きな現象である。

人生100年時代に備えて



わが社では初の還暦社員を迎えるが、カネボウ時代の後輩達は続々と定年を迎える。当時の上司が団塊の世代で既に70歳なので当たり前である。定年時、今の会社で65歳まで再雇用か、他に就職か、独立か、ご隠居さんかを決めなければならない。従来のサラリーマンなら、住宅ローンも子育ても終わり、今までの蓄えと退職金や年金で、年一回の旅行や孫の面倒を楽しみに過ごす老後の筈だった。

しかし現実は65歳まで稼がねばならず、まだ若いし隠居は酷。家内には邪魔者あつかい。ここは年収ダウンで再雇用か、新たな就職先探しだが、これが難儀。良い就職先など簡単に見つからない。なまじ会社で偉かった方が、待遇と役職に拘ったりすると更に面倒だ。肩書き無しでも通用する「実力と人脈」を兼ね備えていないと、勘違いになりかねない。

小説「終わった人」ではないが、所詮、昔の思い出には勝てやしない。全くのゼロベースで、楽しい思い出をつくる意欲を持つことだ。私も「パワポの提案書」も「出張手配」も人任せで使えない男だったが、この会社で少しは使える社員になれた?と感謝している。

現在のフュージョンは平均年齢が30歳代。多くの社員は、自己成長とキャリアアップに真剣である。昔の大会社のような「滅私奉公」に徹し、生涯雇用で退職金で老後は安泰。などは過去の話。今や仕事や生き様から、100歳時代に向けて自分の糧になるのか、周囲が喜ぶのか、そして何より自分が楽しいか、が大事なんだろう。

還暦の仲間達よ「そんな事は分からん」「昔は・・」「誰かに任せる」は禁句ですぞ。

初心も青春も年齢でなく「若い心」