2019年5月16日木曜日

忘れえぬ思い出

最近、会社を辞めるのに「退社代行業者」に頼む若者がいるらしい。進退を他人に頼むなと思うが、一方で会社側のマネジメント不備や言えない雰囲気かを疑うことも必要だ。

マネジメント力は簡単には身につかない。前提は人に関心があるかどうか。それが面倒な人は今の立場を離れるか、自己変革するしかない。マネジメント職は機能に過ぎず、偉いからと勘違いすると、人身掌握と配慮を欠いたハラスメントに繋がる。

そして次は組織人事。特に後任選びは人情や優秀性より、組織を纏める適正と周囲の信頼感が重要だ。目的は組織活性化なので、名選手が名監督、名コーチになれる訳でない。

「私が出来たから貴方もやれ」でなく「私は出来なかったが、貴方なら出来る」と、やる気を引き出さないと部下は育たない。「学び成長したい」と本人が望むようにすることだ。

最近、部下から「変化は摩擦を生じるが、摩擦は進歩を生む」と教えられた。今より良くしたいと信じたら、摩擦を恐れず物申すことだ。想いが伝われば絶対に遺恨は残らない。逆に「自分のための主張」は見抜かれ、軋轢を生む。

感謝の日々と新たな挑戦


ここで突然のご報告だが、フュージョン(株)を5月で卒業する。入社以来4年間、貢献できたとは言い難いが、業績向上と後任づくりを目指し、盤石な後任体制も整った。新営業幹部の自立と真価発揮は今と考え、任期途中だが退任を決意した。

会社には無理をいったが経営陣のご理解に深く感謝している。そして社員と取引先様にもお世話になった。4年間楽しく過ごせたのは、豊かな感性と卓越した能力の仲間のお陰だ。幹部にはきつい事も言ったが「より良く・より成長」と念じた由縁とご容赦願いたい。

思い起こすと、株式上場、組織営業の成功、まさかの事態、出会いと別れ、褒め合う仲間など思い出すと涙腺が緩むが、この思い出を糧に次への挑戦に繋げていきたい。

「求められるうちが花・怒られるうちが花」


人間関係での幸せは、愛される・役に立つ・必要とされる・認められるの4つだが、これが満たされると無上の喜びを感じる。逆に人は、嫌悪、罵倒、否定より「忘れられた人」が一番きつい。これは組織内で最悪の事態である。

「求められるうちが花・怒られるうちが花」互いが認め合い、大切に花を育てたいもの。一瞬でなく一筋に咲く花だから、周りの辛抱と期待が太陽と肥料になると心得たい。

今を悩む若者よ、土が合わない、困難かなの不安に負けたらだめだ。愚痴を提言に変え、「本気の人生」を目指すのが正道。人も組織も同じ悩みを抱えているのだ。そして、精一杯の本気のあとは「ケセラセラ」なる様になれ!だ。

フュージョン社員の本気に、私も本気で取り組ませて頂いた。今は感謝の言葉しかない。人に恵まれ、多くを学び、成長の4年間。本当に有難うございました。

そして、新たに歩むこの翁と、大好きなフュージョンに、皆さまの倍旧の御高配を賜りますよう心より祈念申し上げます。

思い出が多すぎて