年の瀬に恐縮だが痛い話を一つ。実は数か月前から腰が張って左下肢上部が痺れる。整骨院のマッサージを受けていたが痺れは好転しない。
そんな最中、関西イベントの立ち仕事で腰痛が再発、何とか湿布で凌いできたが、師走に入り急に左腰から股関節が動けないほど痛い。これは尋常じゃないと整形外科に飛び込んだ。
結果はどうやら坐骨神経痛のようだ。坐骨、左臀部、左下肢と続く末梢神経が、加齢と腰椎疾患で神経が圧迫され痺れや痛みが現れたのだ。
しかし神経痛がこれほど痛いとは思わなかった。じっとしていても辛くて堪らない。このままでは通常の社会生活が困難かと不安になる。
有明医療大の福田先生からの「電気治療と温める」を守り、電気治療に通いだすと徐々に痛みが緩和され、痛み止めとカイロで、何とか動けるようになってきた。現在、まだ痛みと痺れはあるが、外出に支障がないまでに回復したのは有難いことだ。
腰は身体の要、大事なことは本腰入れて。
これを機に減量で腰の負担を減らし適度な運動だ。『病気になって健康の有難味を知る』とはこのことだ。糖尿と高血圧なのに痩せようとしない罰だ。
ヘルニアの息子も要注意だ。聞くと柔道部にも坐骨神経痛で、もはや痛み止めも効かず乱取りも出来ない部員がいるらしい。学生時代ラグビー漬けだった友人は歩くにも苦労したが、減量し腰回りを軽快にしたら格段に改善したと話す。
「腰」は身体のカナメ。「減量と適度な運動」に何かと理由をつけ及び腰だった私だが、いよいよ脂肪が付いた重い腰を上げる時がきた。筋肉の衰えと腹筋と背筋のアンバランスも原因のようで、肉体改造にも本腰を入れないと先がない。
途中での挫折は「まさに腰砕けだあ」と考えたら、ふと「腰」を使う慣用句が実に多いことに気づく。やはり心技体のカナメは「腰」なのだ。
何事も「志高腰低」。常に志しは高く腰は低くの精神で「腰を据えて取り組む」ことだと腰痛以上に痛感した。皆さんも腰は大切に!