丸山海苔店の取引先様の高級鮨屋に営業と同行する事がある。実は寿司名店100選やミシェラン獲得店の約7割が丸山さんのお客様なのだ。
名店の寿司を頂くと、味がこれほど違うかと驚く。素材(ネタ)、職人の仕込み、シャリの温度が寿司の旨さを決めると言われるが、三位一体の味は高額でも繁盛するわけだ。
魚のイノシン酸、仕込みでアミノ酸、シャリのグルタミン酸と旨味の結晶だ。加えて、常に人肌に保温するシャリが魚の脂を引き出すから堪らない。
因みに「良い仕事」をする場合も、寿司の三要素を、素材=人材、仕込み=段取り、温度=熱意と置き換えれば成功に繋がるプロセスになるのだ。
先日、回転寿司発祥の金沢でも有名な「まいもん寿司」本店に家族で行き大満足。ネタと仕込みは抜群だが、特に「究極の海苔巻き」と銘打つ極上海苔と拘りのかんびょう巻きは感動した。まさに、たかが干瓢巻き、されど干瓢巻きなのだ。
丁度「山登り」さんが、極上の丸山海苔と白飯に厳選した鮭とちくわ天の「高級のり弁」で、従来の概念を変えた高付加価値戦略と同じ流れだ。
高付加価値といえば、抹茶の世界的流行で、抹茶を含む全てのお茶が更に値上げになる。生産者が高値で売れる抹茶生産に茶畑を大幅にシフトした結果、本来の煎茶の生産量が激減したのだ。
心配なのは、昔からの抹茶や煎茶のご贔屓様が、欠品と価格高騰によりお茶離れを起こすことだ。何事も一過性のブーム後に市場縮小はあり得る話だ。
こだわりと価値を求めて。
今あらゆるモノの値上げで、我々の生活苦は増すばかりだが、一方で自分にとって価値があれば、価格に拘わらないコトやモノもある。
これらの共通点は、無駄を省き自分の人生の豊かさに繋がることには投資を惜しまないことだ。ただし何に価値を見出すかは人様々なのだ。
今は「推し活」の市場が凄い。高額ブランドを求めた一昔前から、今は推し活グッズ購入や国内外のイベント参加を最優先で求める。WDカップのサポーターも、その一つである。
「私にとっての価値」は環境と年代で変化するが不変の真理は共通している。それは自分の生活を豊かにする「生きがい」であるかどうかだ。
はて、私の「生きがい」は何だろう。今は物欲よりライブ、AirPods、映画、一部の仕事と並べたら、案外「生きがい」らしき事があるじゃないか。
ところが、私の「生きがい」は身体健康で「体が動く」ことが大前提になると気づく。とすれば今の私の優先は鍼灸整体に通うことになるのか。
まぁそれが「爺いの生きがい」の前提条件とは、少し寂しく、少し情けないがな💦







