日本の音楽界に多大な影響を与え、古希を超えても現役で活躍するシンガーソングライターに目が離せない。なんたって我が青春そのものだ。
小田和正78歳、矢沢永吉76歳、さだまさし、中島みゆき73歳、山下達郎72歳、松任谷由実71歳に続き、桑田佳祐、竹内まりや、松山千春は私と同学年の70歳。因みに私の十八番「お掃除オバチャン」の元憂歌団の天使のダミ声、木村充輝は71歳である。
彼らの独自の世界観は、類まれな実力が成せる技で、今もライブ会場は満杯で我々に夢と希望を与えてくれる。出来る限り彼らのライブに行きたいが、人気がありすぎチケットが手に入らない。
私は一昨年、友人の誘いで「矢沢永吉」ライブに出かけ、彼のパフォーマンス、最強バンド、熱狂する観客との一体感に完全にやられた。実は入社した1978年カネボウの夏キャンペーンが「Mrサマータイム」VS資生堂は「時間よ とまれ」。あの夏は矢沢永吉が憎らしかったが、今では圧倒的存在の熟年の永ちゃんに完全に魅せられている。
■新曲「真実」:https://www.youtube.com/watch?v=bdZEFmbAEwE
先日は最年長の小田和正ライブに娘と出かけたが、憎めない毒舌と、優しい声とメロディに興奮した。矢沢永吉とは異なるファンの姿も印象的だった。
「いのちの歌」で元気をだして
若い頃は竹内まりやの「元気をだして」に癒された。彼女が作詞し2014年にカバーした「いのちの歌」。当時は聴き流していたが、彼女が70歳になっての「いのちの歌」に感動した。命と向き合う年齢だからこそ歌詞にも深みが出てくるのだ。
■いのちの歌:https://www.youtube.com/watch?v=GhRdNGX9Pp4
アーティストは歳を重ねる度にファンの枠が広がる。若者には新鮮な歌となり年寄りは昔を懐かしむ。そして歌手とリスナーが歳を重ねた名曲が「心震える唄」へと醸成されていく。
我々一般人も、人として年を重ね熟成・進化したいものだ。私の理想は自慢話を語らず、相手が求める事だけ助言する「謙虚な賢人」になることだ。
「賢人は愚かな人からも学び、愚かな人は賢人からも学ばない」と言われるが、賢人のコツは、反面教師も含めて「我以外はみな師」と心得ることだ。
だから人生は『一生勉強、一生青春』なんだなぁ。