現在、香りのスキンケア「SINN PURETE」が好調な理由に、全ての「香り」に「エビデンス根拠」がある事が大きい。具体的には処方した香りを、慶應大学の満倉教授による脳波解析「感性アナライザー」を頭部に付けて測定するのだ。
静かな部屋で脳波を整え、ストレスゼロ状態で機器と同期させてから香りを嗅ぐとリアルにLIKE、EXCITE、STORESSがタブレットに波形で動く優れものだ。私も測定したが、好き嫌いや感情変化も分かるから会話が不要になるほどだ。
香りは0.2秒で脳に届き、心の状態を変える。例えばSINNPURET「心スイッチ」3種の一つ「Passionate Awakening」ノンアル100mlはストレスが平均5%低下すると実証された。これは温泉に浸かり一息つくのと同レベルらしい。
満倉教授によると、香りは気持ちを上げる励み、心安らぐ癒し以外にも多くの効用がある。現在「生理期の不調改善」効果の香りが完成したが、満倉先生は他にも、食欲抑制(ダイエット)や、認知症の抑制効果の香りを研究中との事だ。
ご存知、人の五感は、視力、聴覚、嗅覚、味覚、触覚だが、唯一「嗅覚」だけが脳内で記憶を担う「海馬」に届く。つまり香りが最も強く記憶と連結するから、視覚による思い出にも香りとセットされている事が多いのだ。
皆さんも香りが思い出になっている筈だ。学校の教室、川や野原、友達の家、大切な人の匂いが懐かしさと共に蘇る。それは自分だけの香りだ。
因みに「私の母の匂い」は、ぬか漬けのあと石鹸で洗った手の香りだ。最近はぬか自体が珍しくなったが、私はその匂いを鮮明に記憶している。
一味違う、香りを纏う習慣。
コロナ禍で香り市場は一気に拡大し、今も成長を続けている。香りが生活に浸透する現在、我々は衣服と同様に香りを纏いたい。当然、飲食業など香り御法度の職業もあるが、OFFタイムに香りを嗜むことや、心の安定に大切だ。
営業職なら適度に漂う香りが、相手に好印象を与え、気持ちが上がる覚醒の香りなら営業力も倍増だ。この秋、ファッション界の「アメリ」と「内田理央」とのコラボ新商品では、マーキング効果もあると満倉教授に面白い評価もいただいた。
香りのブランド名の宣伝使用でなく、自分を主張する香りを選択する時代だ。自分の香りと営業力がセットで、先方の記憶に留まれば大成功だ。
逆に二日酔いやニンニクの匂いで、相手に嫌な記憶を与えると最悪で、それもずっと忘れないから更に厄介だ。因みに「加齢臭」とは相手が感じるもの。こまめに清潔を保ち、保湿ケアと香りを纏うことは中年のマナーと私は思っている。
「脳」は正直者。無意識の行動(ノンバーバルコミュニケーション)として、嫌悪感や相手を拒絶する時は瞳の瞳孔が縮む。逆に好感、興味深々だと瞳孔が開く。黒目を大きく潤んだ瞳にすることで、好印象を与えたい無意識の現象なのだ。
私は商談で相手の瞳孔が縮んだら、提案を止め話題を切り替える。腕を組むとか視線を外すなど拒絶の信号は幾つかあるが、あまり正確とはいえず、瞳孔の変化を観る方が確実だ。故に私は至近距離で相手の目を見て商談する。
その時、悪臭を放っていたら、提案がどんなに良くても0.2秒で拒絶だ。これが会社内だと、爽やかな人に「臭い奴」の勝ち目はないのだ。
皆さんも、ひと手間掛けて好印象を与える効果を実践されたらどうだろう。どうせなら嫌われるより好かれたい。そして、何より自分と相手の気持ちが変わるから面白い。