2025年7月29日火曜日

感激と驚きの別れ。

私の独り立ちが始まった。どうしてもコンサルは平日だからスケジュールの効率化が大切だ。今のところの週2.3日ほどの活動はだいぶ気が楽である。

ラクと言えば、今までの給与制度が如何に楽だったかを思い知る。経費も社会保険も税金も会社任せで済んだが、今後の自営業はそうはいかない。

そこで面倒な財務大臣は家内に任せ、私は業務に集中することにした。まぁ今までの我が家と全く変わらないのが一番なのだ。


ジモスからのプレゼント。



実は今回ジモス退任で頂いた「3D田邊」と、田邊オリジナル商品の仔細を友人から尋ねられ、手の込んだメッセージ動画と合わせ紹介したい。

因みに、JOMOS社員は皆さん優秀でいい奴ばかり。心温まる言葉に感謝感激だった。こんな70オヤジを慕ってくれ本当に居心地が良かった。

福岡では田邊限定の商品のプレゼントに感激した。愛用するMSMクリームを大容量にして、田邊仕様のラベルまで貼るとは、使うのが勿体無い。

東京の送別会では社員からの動画を視聴。思い出の写真と仲間の言葉に感動終了したつもりが、次に特別動画のタイトル。まだ終わっていないのだ。

何だと思いきや、なんと娘と息子が登場。これは驚いた。実は密かに家族に依頼したらしい。娘と家内は自宅からお疲れ様の言葉。金沢の息子からは、学生時代に厳しい父に怒られ家から追い出され、玄関先に寝袋で一夜を明かした話に、皆が大爆笑。

もう一つの驚きは、ジモスがお世話になる代理店ゼネラルアサヒ(GA)様から「3D田邊」を頂戴したことだ。部下が私を360°広角撮影した時点で「3Dの俺か」と思ったが、実物はリアル過ぎて想像を遥かに超えていた。夜見ると気味が悪いほどだ。

私はこの制作過程が気になりGAに色々尋ねた。最新の3Dプリンターはかなり精巧に復元できる。私の360度写真から設計図を作り、9時間半かけ完成したらしい。実は内緒だがGAさんの高性能3Dプリンターは「フェラーリ」が買えそうな価格である。

私が3D胸像と3つの頭部を持つ写真があるが、頭部は肌色を決める色校正用だ。福岡の部下たちはこの頭部を魔除けの置物にするようだ。笑

最終日にはメッセージボードを貰った。仕舞い込めない大きさの額縁に、ボード中央にメッセージ動画のURL(YouTube)まで付けるとは恐れ入った。これらのプレゼントに加え、顧問のお話も頂戴して、少しは私が会社のお役に立てた証のようで本当に嬉しかった。


会社員48年の間に16回の異動、13回の転居、子どもは3回づつ転校した。実に多くの出会いと別れを経験したお陰で生涯の友と、新たな出会いに好奇心一杯の性根が出来上がった。

やはり人生の楽しみは「明日への好奇心」と「出会いは人生の宝」が全ての源泉なのだ。





















2025年7月4日金曜日

18と81の自分探し。

ブログ「会社員の引退」を見た友から「取締役は雇用契約の従業員でなく、会社との委任契約だから社員ではない」と指摘された。

確かに私は雇用保険も労災も勤務時間もないが、事業長兼務で定額報酬のフル勤務だから、サラリーマンを引退なのかもしれない。

実は私の会社人生の大半が正規社員でない。42歳でカネボウ静岡販売(株)代表取締役と同時に、勤続19年で退職金を清算され嘱託社員になった。20年未満では退職金も僅かで頭にきたが、次の年棒額を知り思わず納得してしまった。

早速、毎月の売上利益の確認と経費に押印するのだが、冒頭が私に係る諸費用一覧。そこに「経営指導料」の欄があり、私の報酬を経営指導料として私自身が支払いを承認するのだ。

己の仕事を自問自答させる痺れる仕組みだ。一度、大幅な未達月度に承認を許否した。すると本社役員から電話が掛かってきた。

「田邊、何かっこつけてんだ。早く押印しろ」「いや、在庫整理で大幅未達では貰えない」と断ると「お前に経営を任せた以上、目の前の実績より通期でどうか、来期は万全か。会社を中長期に考え、今何をやるかだ。その場の数字で一喜一憂するな」…ぐうの音も出ない。

「明日を描き今日を生きる」。私は来期以降の健全な販社体制を構築することを誓った。

当時カネボウは販社代表と部門長を嘱託社員にさせ、経営者を育て選抜してきた。かくして42の若造は200名の従業員を抱え、取引銀行や労組との接し方を経験。それ以降、ロービームで彷徨うとハイビーム視点を忘れる事を痛いほど学んだ。

因みに「逆流性食道炎」もその頃である。しかしこのキャリアが自己形成の根幹になった訳で、今後、こんな私の知見でも欲しいと仰る会社には精一杯伝えていければ幸いである。



10年先を考える大切さ。



さて話は変わるが、私は厚生年金確保の為、個人事業主として青色申告する。国が年金制度を見直しても、高齢化と少子化による年金受け取りの目減りと、若者の負担増の先行き不安は変わらない。

そうでなくても我々は、働けば所得税、年金にも所得税、買い物すれば消費税、住むだけで住民税、相続、贈与に蔵出し税と、そのうち生きてるだけで生息税までかけられそうだ。

政府にすれば「働けるなら稼いで納税を!」だから、雇用延長を70歳にする日も近そうだ。年配者は健康寿命を延ばす為にも働きまくるのだ。


以前、SNSで「18歳と81歳の違い」という面白い記事を発見。そもそも日本の18歳は106万人、昨年より6万人減り過去最低。一方81歳は437万人、何と81歳は18歳の4倍。80歳以上合計で1,260万人で国民の10%に及ぶのだ。

さて18歳と81歳の違い「恋に溺れる18歳、風呂で溺れる81歳」「道路を爆走18歳、道路を逆走81歳」「心がもろい18歳、骨がもろい81歳」「何も知らない18歳、何も覚えていない81歳」と、我々は笑えるが、当事者の81歳と18歳は笑えない。


祖父母を介護する両親と次を背負う子ども。まさに「自分探しをする18歳、皆が自分を探してる81歳」が現実になる。「子ども叱るな来た道、年寄り怒るな行く道」では許容できない事態。だが高齢者も、決して老害などと言われたくないのだ。

私も81歳になる10年先を考えた。何はともあれ心身共に元気を維持し、家族に迷惑を掛けぬよう健康寿命を延ばしピンピンコロリを目指すしかない。

ウーム「脳トレと筋トレ」しか思い浮かばない。10年先がロービーム視点とは情け無い。💦