2019年12月27日金曜日

怒涛の2019年

今年は色々ありましたが、皆さんはどうですか。私はJIMOS入社から2か月目にサイバー攻撃、個人情報流出と、怒涛の未体験ゾーンに突入した。

不謹慎だがこの件で、通販化粧品と情報漏洩は急速に理解が深まった。これで殆どの危機事案を経験したが、実感するのは「お客様にご迷惑をお掛けする」と「本来の事業活動が滞る」の2点は共通する事態である。

嘆くより、先ず腹を括る。そして、皆と難局を乗り切る意識を合わせたら、お客様対応を最優先行動とする。悩んだらお客様視点に戻る。あとはお客様が応えを出すのだ。

明日への好奇心を忘れるな


事業活動平常化への道のりは、何といっても社員の一致団結の賜物。皆で事態収束を念じ、総力を結集した事には、感謝の言葉しか出てこない。

JIMOSは、試練を糧に来年の正念場を迎える。実は、この事態でも商品への信頼は揺るがず、お客様の解約は想定をはるかに下回った。変わらぬご愛顧には有難くて涙がでる。

一方、今までの販促策の完全ストップは、ご新規様との出会いを失った。来年は新たなお客様との出会いを、我々の最大使命としたい。


さて、我が家の来年は、娘が新社会人、息子は大学柔道、家内50歳、私65歳の新ステージ。東京五輪の応援や、子どもの環境変化で何が出てくるやら、と好奇心で一杯である。

仕事も学業も、明日への「不安」を「期待」に置き換え、自らで「ワクワク感」を育むことが、人生を楽しむコツである。

本年頂戴した皆様のご厚情に感謝すると共に、2020年に向け、倍旧のご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げ、年末のご挨拶とさせて頂きます。

皆様、どうぞ穏やかな新年をお迎えください。

2019年お世話になりました!





2019年12月11日水曜日

ミス・アース・ファイナリストに感激!

以前は、ミス・ユニバースの講師をしていたがJIMOS入社を機に、世界4大ミスコンの一つ、ミス・アースの講師をさせて頂くことになった。

90か国以上が参加する本大会は「地球環境保護」をスローガンとした特徴的な大会で、今後企業が目指す「脱プラスティック」など弊社にも関係する。加えてJIMOSのモノづくりと理念の「one to only one」とも共感でき、ミス・アースの審査員にも参画した。

全国3,000名から選抜されたファイナリスト34名は優秀で、熱心に聴講いただき楽しい時間を共有できた。最終の研修は私から「美しさを築こう」と題し、無意識下の行動、内面を磨く、固定概念を捨てる、他人を認める器量などを話した。

固定概念は、環境、国や地域、時代でも千差万別。加えて相手を知らずの自己主張は、衝突するだけ。相手を自己開示させ理解を深め、まず相手に好感を持つことが必要だ。
(ザイアンスの法則:過去ブログにて紹介)
http://tanabeshiho.blogspot.com/2013/11/blog-post.html

翌日の選考会で日本代表となった伊徳有加さんをはじめ皆さんが、環境保護活動を継続し、周囲を照らす存在としての活躍を期待して止まない。

化粧は日本の文化である


講演後、マキアレイベル商品をお配りした。美容液ファンデーション部門トップの「薬用クリアエステヴェール」はご愛用の方も多く、大層喜んで頂けた。

皆さんの笑顔を見て、化粧品が女性にとって、喜び・癒し・励みとなる特別な存在と再認識した。スキンケアとは「自分への癒し」。風呂上がりの自分の時間に、くつろいでお手入れをすることは、自分へのご褒美と安らぎを与えてくれる。

外出前のメイクアップは「自分への励み」になる。さあ、これから頑張るぞ!の自信とパワーがみなぎる。メイクで戦闘モードに、スキンケアで重い装備を脱ぐ感じである。

高齢の女性のメイクは、社会生活を想起するのか「尿漏れ」が改善する。化粧が活き活きの一助と言われる所以。その点、男は寂しい。元会社員が社内用語を聞くとシャキッとするとか。私が「売上と利益」で背筋が伸びたら少し悲しい。

本当に「美しい人」


象形文字「美」という字は、神前に捧げる「羊」の肉と「大」の字の組合せ。これは最上の価値という意味で、容姿を指すわけでない。最上の価値とは、老若男女問わず「一途」で「謙虚」で「本気」である方が「美しい」と、私は思っている。

この3つの実践者こそ、能力、容姿、成果を超越して「人間としての魅力」を手に入れる。人は、その実践者に魅了され、存在だけで自分たちに勇気と元気を与えてくれる。

言い換えると、我を張らず無我の心で夢を追う「無我夢中」の姿に魅力を感じる。やはり、座右の銘は「無我夢中」だと、ファイナリストが教えてくれた。

*マキアレイベル

ミス・アースの方々と



















2019年11月16日土曜日

涙の訳をつかめ!

会社で若い人と会話をすると、皆さん大人で分別もあり感心する。働くママとは「子育て談義」に花が咲き我が家の体験談には興味津々のようだ。

「子」の漢字は、呆れたの「呆」の象形文字が「頭の大きい人」を指し、これが転化して「子」となった。大人でも「呆れた人」はいるが、子どもの幼少期は一般的に「自我」に目覚めて発育するので、自分中心に世界が回っている時期。

子どもの成長のターニングポイントは、自分のために流す涙から「人の痛みに流す涙」に転化できるかを私は見守ってきた。痛くて泣く、悲しくて泣く、他人の話で泣く。これは自分ごとに投影しての涙。残念だが一生この涙だけの大人もいる。人の痛みに流せる涙が、いつ来るか来ないかである。

上の娘が小5の夏。遠く離れた私の母を見舞い、痛みを見せまいとする母の「作り笑い」に、娘は病院帰り「おばあちゃん辛いのに」と大泣きした。不謹慎だが娘の感応性に納得した。

息子が小6の道場入門半年で、いきなり千葉県3位となり本人も道場も大喜び。そんな最中、船橋市主催の小さな大会で、柔道歴の長い相手に釣り手を封じられて、なんと初戦敗退してしまった。本人も先生もショック。

会場の隅で悔し涙に暮れる息子。先生は息子に「いつまでも泣くな。明日から組み手の練習だ」。私も「顔を上げろ、これからだ」と言っても、息子は更に肩を震わせている。

めそめそするな、男だろ!と先生も私も思った。しかし、あまりの号泣に不自然さを感じ、涙の訳を尋ねた。「どうして、そんなに泣くのだ?」

「お父さん、自分の負けは仕方ないと思う。それより先生がこんなに親身に教えてくれるのに応えられない事がすまなくて…それでも僕に声をかける先生の気持ちを思うと涙が止まらないんだ」‥彼の涙の訳を知った。「人の痛み」に涙した場面だったのだ。私は先生に、息子の号泣の理由を説明した。

先生は「自分は、負けても自分の悔しさでしか泣いたことがないす。…あいつ、俺のことを思って泣いていたんですか」と先生から大粒の涙。「勇斗を本気で指導します」先生自身が、息子の痛みに流した涙だったと、後日語ってくれた。

友の悲しみに我は泣き、友の喜びに我は舞う


「友の悲しみに我は泣き、友の喜びに我は舞う」私の好きな言葉である。自分の喜び・悲しみから、人の喜び・悲しみに感応できる人が、本当の大人に変わっていけると思っている。

22年前の結婚式。禿デブ厄年42歳の私と、初婚で一人娘の彼女から披露宴の冒頭で新郎の挨拶を熱望された。セオリーにないので訳を聞くと「初対面の親類が料理を楽しめる為には、彼の挨拶があれば人となりを理解してくれる筈。皆が安心して食事がのどを通るから…」と。それを聞いた私のオヤジは「絶対、皆が納得できる挨拶をするのだ!」と一言。

家内の招待者に好印象を与える挨拶?悩み抜いたが、結局ありのままを話すしかない。

冒頭での挨拶を詫び、家内が料理に拘ったこと、ご親族が食事が喉を通らないかの不安、私の話で安心させたい彼女の思いをお伝えするうち、ご親族の目が穏やかになってきた。

そして最後に「友の悲しみに我は泣き、友の喜びに我は舞うを、本日より、康代の悲しみに我は泣き、康代の喜びに我は舞う、をお誓い申し上げます」と結んだ。汗。

幸い、皆様から笑顔と拍手と少しの涙。家内の思惑は奏功したようだ。ただ一人、酔っぱらった義父は「あいつの首を絞めて殺したい」と仲人に漏らしたそうな。笑えない話だが、今は孫の存在もあり、関係良好をお伝えしておく。

生涯に巡り合う人数は僅か。だったら、人の痛みや喜びに泣き笑う出会いの方が楽しい筈。今日もどんな出会いや再発見があるかとワクワク過ごせることに、感謝の日々である。

皆、よい大人になりたいね!









2019年11月1日金曜日

JUDOと柔道(番外編)

8月、日本での世界柔道選手権大会は興奮した。オリンピックの柔道も、聖地・日本武道館で開催されるので、日本選手の活躍が楽しみである。

ラグビーワールドカップは、日本のベスト8の快挙に、俄かファンの私も卒倒寸前。階級制限もなく、体格、パワーに勝る外国勢に、半端ない練習で培った鉄壁のチームワークと、最後まで全力で食らいつく気力と持久力は圧巻であった。

柔道とJUDOの違い



世界199か国が加盟する国際柔道連盟(IJF)の「JUDO」と日本の「柔道」は同じようで違う。私見も入るが、IJF(含オリンピック)の外国人選手は型にはまらず、力技、相手への指導誘い、組手封じ、相手からの返し技に長けている。

ポイントで勝つJUDOと、一本に拘る柔道とは価値観が異なる。柔道人口はブラジル200万人、フランス56万人、何と日本は16万人とシェアの違いもあり、JUDOが直ぐに変わらずとも「柔よく剛を制す」は不変と関係者は口を揃える。

爽快な1本勝ちだけでなく、勝って奢らず敗者を気遣う大野選手などに魅了される外国柔道家が増え、武道の魅力が万国共通になりつつある。その為にも、日本の柔道人口拡大とファンの獲得は必須。「俄か柔道ファン」大歓迎である。

今更だがルールを紹介すると、一本・技あり×2・指導×3で勝敗が決定。組まず、場外、掛け逃げ等、消極的姿勢に「指導」だが、実際はポイントで有利だと時間切れを狙い、不利な方は攻めるのみ。本来はどちらも攻めてほしい場面だ。

実際は、残り1分頃から、お互い攻めずに守るシーンが増えるの。息子に聞くと、攻めを諦めたのでなく、体力の消耗で気持ちとは裏腹に体が動かなくなるらしい。つまり、正念場で技を仕掛ける「気力と体力」の残存量で決まるのだ。

オリンピックの柔道観戦に向け、組手争い・指導ポイント・残り1分の攻防戦を知っておくと面白さ倍増なので、長々と説明させて頂いた。


「執念ある者は可能性から発想し、執念なき者は困難から発想する」



息子たち高3生は、大学での柔道取り組み度が、進路や環境で分かれるのは仕方ない。今の彼らの形相は戦闘モードから穏やかな顔つきになっているが、柔道家としての礼節と、最後まで食らいつく精神力と体力は、簡単には消えない筈だ。

息子は、尊敬する先生が就任する大学で、新設する男子柔道部の一期生の道を選んだ。先生とゼロから立ち上げで、伝統も先輩も踏襲もない分、成果も責任も真っ白な道である。


我が家の合言葉「執念は困難でなく可能性から発想する」を再度、息子は胸に刻め。そして、柔道部3年生は、これからの未来の夢に向け「明日に好奇心」の火をつけろ!

前途洋洋の君たちが、柔道家の魂を根っこに据えて、強く歩むことを願うばかりである。


いつまでも柔道家たれ!




2019年10月19日土曜日

後手の治療より先手の予防

2013年カネボウ白斑問題では、重すぎる縦割り組織と初動の甘さを指摘され「後手の治療より先手の予防」を痛感したが、世の中、防ぎきれない事故に直面することも多い。

実は弊社は、8月より本サイトを閉鎖している。お客様へのご迷惑とご不便は計り知れないが、不正アクセスのサイバー攻撃に会い、情報流出の懸念と被害拡大を回避し、販促活動も停止している。このような状況下、個人ブログは差し控え、今に至った。

会社としては関係機関への被害届け、お客様の対応と共に、専門機関と連携し調査を依頼。ようやく出た調査結果から、情報流出の経緯・規模・個人を特定させて、信販会社とのやり取りを経て、公表となった。大分お待たせし、お客様には多大なご不安とご迷惑をお掛けしてしまった。

我々はこの事実を重く受け止め、お客様に誠心誠意対応させて頂くことと、万全の仕組みと体制づくりに邁進する所存である。お客様には、心よりお詫び申し上げると共に、ご理解を頂戴するには、今後の活動で示すしかないと思っている。


人生、上り坂と下り坂と「まさかの坂」あり


今、オリンピックを控える日本は、世界からサイバー攻撃の標的になっている。個人情報や企業情報を狙って、連日アタックされていると聞く。最新のセキュリティー・システムも「鼬ごっこ」で破られてしまうというから驚く。企業は、あらゆる事前防止を高じるしかないが「まさかの坂」の危機はいつもどこかに潜んでいる。

柔道の危機管理でも、練習前後のストレッチはケガの防止。試合に替え道着持参は、破れ・血痕付着時、替えがないと失格。もう一つ「売られた喧嘩は買うな」も重要なリスク防止だ。暴力沙汰は、何より柔道部自体が存続できなくなる。

手を出せないことを承知の上で、耳の潰れた坊主に絡む連中がいる。サイバー攻撃と同じで脆弱性を突いてくる。理不尽でも耐えるのだ。とっさの足払いや締め技は過剰防衛で以ての外。ここは、ひたすら勘弁してくださいで乗り切るしかない。

振り向くな、振り向くな。うしろには夢がない



私が幾多の危機から学んだことは、リスク管理を徹底しても、事件・事故は起こるもの。問題は、その時と、これからをどうするかだ。真摯にお客様に寄り添そうことで、ご不満のユーザーが「サポーター」に変わり、逆に励まされ涙したこと、事態を乗り越えた社員が、一回り強くなることを体験した。まさに「成長痛」である。

しかし、痛みは今で、成長はあとから分かること。今は社員一丸でお客様対応に全力を尽くすのみ。我々の不安など、お客様へのご迷惑やご心配をお掛けしていることを思えば、何でもない。

注意すべきは「一難去ってまた一難」のまさかの連鎖。この打ち手は大丈夫だと慢心せずに再度、精査することだ。それと、上長は仲間の疲弊にも目を配ることが肝要だ。

この事態を乗り切り、いつか「まさかの坂」が、社員と弊社が更に大きくなる道のりだったと振り返られるように、今は精一杯動くしかない。

今は信用の回復に全力!














2019年9月24日火曜日

何もないことが幸せ。

最近、ブログが更新していないが、どうした?のご質問を頂戴している。「申し訳ありませんが、更新していません」が回答である。新会社で忙しいより、不本意だが今はブログを更新できない、が正直なところである。

以前のカネボウ時代にもブログ自粛の時期があった。2013年の美白事件の時。今は、社長ブログでなく、私個人の扱いで自由なのだが、不特定多数の方が閲覧自由なので、現在の(株)JIMOS取締役の立場として、ブログ自粛を判断した。


10月には、ある程度事情も説明できると思うので暫くお待ち願いたい。今は、言葉不足もご容赦頂くしかない。幸い、家族は元気で、娘は卒論とバイト、息子は進学の不安満載だが、元気度はご安心ください。本人は昨夜、最後の東京都学年別戦の帰りに、CoCo壱で1キロ盛りを食べてます。私は相変わらず、腹が減るより、腹が立つです。

我が家は、安泰だが。





2019年8月19日月曜日

安田柔道部⑨それぞれの道

いよいよ安田柔道部3年の活動も終わりに近づく。鹿児島インターハイは、81K級の増地主将を全員で応援した。彼の強さは際立っていて順調に勝ち進む。ライブ放映もあるので、我々父兄も自宅PCで手に汗握る。

危なげなく準決勝に進出したが、奮闘虚しく決勝進出は果たせなかった。しかし全国3位の快挙は、安田学園の新たな1ページになったことは言うまでもない。

応援部隊は会場とホテルの往復で、鹿児島での思い出はない。しかし、安田学園柔道部主将の奮闘を共に喜ぶという素晴らしい思い出ができた。この後、全員が揃うのは、3月の柔道部三送会か。固い絆の3年生は、このインハイを機にそれぞれの道に向けて、受験勉強に励む者、トレーニングに励む者など、進路への個人戦に突入する。

練習は1日休むと、元に戻すのに3日掛ると言われる。練習不足での消費カロリー激少と、筋力低下や体重変化が悩ましい。息子はトレーニングも兼ねて、夏の練習が来年を決める下級生のために、部活に出て彼らの追い込みをするようである。

微笑ましいのは、3年の多くが坊主頭を卒業し、髪を伸ばし始めることだ。息子は小・中・高と坊主頭なので「一度、美容院に行ってみたいな」とほざいていたらしい。

確かに、野球部・柔道部は坊主が当然は、サッカーより部員数が増えない理由の一つかもしれない。まして大会前に「気合の5厘刈り」で臨むのも今どき流行らないか。皆が反発するかのように「坊主からの解放」を望むのも分かる気がする。


一番恐ろしいのは、自己との妥協だ。



今3年生に問いたいのは、実績より一心不乱の2年半だったと納得できるかだ。熱気で匂い立つこの夏も、深く心に刻めたなら大丈夫だ。長い人生、結果はこれからついてくる。

今までの試合で「敵を倒した者より、自分の欲を制した者」が真の勇者である事も忘れてはいけない。「自らに勝つ」ことが最も困難な勝利だからだ。(アリストテレス)

自らに勝つことは簡単ではない。勝敗の判定をするのは自分自身だからだ。くれぐれも「まぁいいか」と思ったら、敗者に変わると心得たいもの。

「一番恐ろしいのは 自己との妥協だ」と坂村真民も同様の言葉を残している。

最後の夏も熱かった!



2019年7月17日水曜日

安田柔道部⑧ 最後の金鷲旗!

安田学園柔道部の3年生は、増地主将の鹿児島インハイと、日本最大の福岡「金鷲旗大会」団体戦で引退となる。つい先日、入学したと思っていたが早いものである。

金鷲旗とは全国から482校、男女約3,400名の選手が高校柔道日本一を目指し4日間を闘う。翌日からは高校剣道の「玉竜旗大会」も開催され、武道の國・九州である。博多の夏は、高校武道関係者と保護者の熱気で体感温度は急上昇するのだ。

この5人団体戦は勝ち抜きルールで、引き分けなければ、一人で何回戦も勝ち抜いていく豪快な大会。故にタフで強い重量級が揃う強豪校は有利。安田は軽量選手が多く、階級差がありすぎると厳しく、組み合わせとオーダーが重要にもなる。

初日はシードで試合がなく、二回戦は中堅3人までで勝利した。三回戦の相手は石川No.1の津幡高校。先鋒は引き分けたが、ウチの次鋒66Kに津幡は何と100K級。善戦したが、あまりの階級差に1敗を期す。中堅は引き分け、1敗のまま副将の息子は、津幡の中堅と対戦。組み手に苦しみながら大外刈りで一本。次の津幡の副将にも一本勝ちして2勝となる!

連続の2勝に、先生・選手・父兄は興奮度マックス。いよいよ津幡の大将登場。だが、石川のチャンピオンは強く、息子敗退。2勝同率で大将戦に突入。安田は時間いっぱいまで奮闘したが、指導2で惜敗となった。残念だが、精一杯頑張った彼らに万雷の拍手だ。因みに、決勝は「大牟田」対「国士館」で、国士館が優勝旗を手にした。

次は、鹿児島での主将の奮闘を、声を枯らせて応援するのだ。そして、3年は現役引退となる。高校柔道が終わってしまう寂しさは、本人より私のほうが強い。幸い、顧問先生のお陰で、息子はこの先も大好きな柔道を続けられそうである。

「今」大切なのは かつでもなく これからでもない  一呼吸 一呼吸の今である



最終日、川合先生は空港集合までを自由時間にしてくれた。子どもたちは、バスで海水浴場に行ったようだ。休日もなく、道着を着るのに日焼けは禁物の柔道部らしい選択である。息子は「皆、筋肉が多過ぎて浮かないんだ」と嬉しそうに話してくれた。今まで、練習に明け暮れてきただけに、さぞ楽しかったに違いない。

寝食を共にした彼らは、これから夫々の道に向けて、柔道でない個人戦を過ごすことになる。今この時を大切に、彼らの一途さが未来に繋がることを期待して止まない。
私の大好きな坂村真民の「今」を紹介したい。18歳の夏、一呼吸の今を忘れるな!

安田柔道部最後の団体戦!