2021年8月30日月曜日

ゴジラざライド!

感染の話は重要だが、緊急事態は気が重くなる。こんな時は気分転換に気楽な話と思い、不謹慎ながら宣言前の私のワクワク体験を取り上げた。


実は、春から気になるスポットがあった。それは「新・西武園ゆうえんち」。1960年代の昭和の商店街とゴジラ大怪獣頂上決戦など、昭和オヤジには泣けてくる内容なのだ。しかしコロナ禍での開園となり成り行きを見守っていた。

昭和レトロ市場は年配者だけでなく、若者には非日常の新感覚らしく80年代ダンスミュージック、ラジカセ専門店、レコード、純喫茶の人気など新たな市場が生まれている。

昭和の64年間は戦前・戦後、バブル・崩壊と背景と変化が大きく異なり、簡単に一括り出来ない。

私の青春は昭和30~50年。東京五輪、万博、マック上陸と高度成長真っ最中。この頃が市場的にも最大ボリュームで、西武園も例外ではない。

当然、別の世代も古き良き時代がある。昭和45年(1970)生まれの家内は、ファミコンの昭和50年から昭和終焉のバブルと崩壊が青春時代。

故に15年差の家内と西武園は少しズレるが、以外に平成組の子どもが乗り気で、緊急事態の前がチャンスだと家族で西武園に出かけた。

夫婦は懐かしく子どもは興味深々の1日だった。話題のゴジラ・ザ・ライドは凄かった。体験型アトラクションとして必見の価値ありだ。

商店街は専用紙幣「拾圓と百圓札」を使う設定も面白い。昔のライスカレー七拾圓也が、高いか安いかは世代別で意見の分かれるところだ。

ポン菓子や街頭テレビの前で、ポン菓子オヤジがリアカーで作り売りに来たことや、街頭TVのプロレスに人が群がる話をしたが、家族には理解不能とスルーされた。💦


モノよりコトを大切に!


当時はスマホもPCもなく、不便でずっと質素だったが、周りの温かい価値感に包まれていた。我々には本来、助け合い励まし合う「向こう三軒両隣り」の精神が根っこにある。

震災時のように、向こう三軒両隣りの心配りで、今こそ地域が一丸となる局面にいる。昔の町内の事情通のお節介おばさん登場だ!


昔の三種の神器はTV・洗濯機・冷蔵庫。今はドラム式洗濯機・スマートスピーカー・ロボット掃除機らしいが、所詮不要な人には無用の長物。

今は「物より事」の時代。モノは多様だがコトの価値は変わらない。何に幸せを感じるかで、今は心の在り様や自然回帰へと変容している。

物質的な豊かさでは、心の平穏や安らぎは得られない。深呼吸して立ち止まる事も重要。

交通網の急拡大に「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」の73年全国交通標語と「気楽に行こうよ♪俺たちは」の71年モービル石油CMを思い出す。

これは、働き過ぎで「日本株式会社」「経済アニマル」と揶揄された頃の作品。当時のモーレツ社員に「たまには肩の力を抜こうよ」と問いかけて話題になったが、気分の重い今こそ、肩の力を抜き一息つくのが必要かもしれない。

因みに、このCMをYouTubeで再視聴したが、今ならコンプラ的に絶対流せないなと思う。

やっぱり「昭和」は、おおらかな時代である。







2021年8月11日水曜日

デルタに負けず!

 デルタ株猛威もあり、感染拡大が止まらない。一方ではワクチン2回終了者も増えてきた。

職場接種の娘は39度で会社を休んだが、息子と合わせ子どもは2回目完了。家内が済めば一段落。気になるのは若者の接種率がまだ低い事。

しかし現在はデルタの脅威、2回接種者が感染、医療見直し、海外では3回目接種、集団免疫は8割以上と課題は山積みだが、今は現実を自分事として冷静に受け止めるしかない。

感染拡大は我々の気の緩みが大半。自戒も込めて今一度、気を引き締めて、更なる感染防止対策を徹底するしか他に手がないのだ。


身近な感染に気を引き締める!


最近は身近での感染が恐怖だ。先日は息子の柔道部の出稽古先で陽性者。幸い、息子たちは濃厚接触者とならず、部活1週間停止ですんだ。

初参加「全国大学柔道団体戦」は秋に延期。もうすぐの個人戦関東予選も延期になり、モチベーションを維持し本番に向け調整するしかない。

友人の話だが、同居の娘さんが発症。ところが病院が空かず家族で自宅隔離。その後、彼女は指定ホテルに移動したが、治療の先行きは不安だ。

いつ我が身にも降りかかるか分からない。今感染爆発で東京の自宅療養二万人。医療は機能不全だが、保健所は濃厚接触者の基準を厳しくした。現状では安全を担保できないのだ。

未だに若者で賑わう新宿・渋谷は何とかしないと大変なことになる。マスコミで政治家や見識者がいくら自粛を訴えても、若者には届かない。

彼らはスマホ中心でTV・新聞は蚊帳の外。SNS発信やYouTubeなどデジタルも多用しないと、危機感が希薄な人々の心は掴めない。


そんな最中の東京五輪。賛否両論あったが、始まれば日本の活躍に一喜一憂。私は柔道で不在だった階級のメダル獲得に歓喜した。

残念なのは注目選手の予選敗退。大会延期の緊張感の維持、コロナ禍ルール、加えて優勝への重圧が重なり、本来の自己管理が難しかったようだ。逆に、目立たずマイペースで当日に臨んだ選手が活躍したと思うのは私だけだろうか。

やはり外野に邪魔されず、淡々と臨むにかぎる。羽目を外さず細心の注意を心得たい。

税金で五輪委員のお粗末人事や他人のメダルを噛んでるならば、若者に刺さるカリスマ人物を使い「自粛ガンバレ」の訴求動画やインスタライブを配信しろ!と叫びたい心境である。

絶叫並みの蔓延だが、デルタに勝つには2回接種で安閑とするな!と自分に言い聞かせた。