2020年2月4日火曜日

ひとつをねがいひとつをしとげ

息子の大学の授業料を払い込んだ。娘は就職だが、オヤジは当面ラク出来ない。新設柔道部に燃える息子に望むのは、大学での学びを通して将来の自己設計図を描くことだ。勿論、柔道部が活躍するのは最重要だが、それだけではつぶしが効かないと案じてしまう。

親としては、柔道に没頭すると共に「自分はこうなりたい」に向けた不断の努力と、上手く立ち回る狡猾さまで求めたくなるものだ。

反面、漠然と企業に入り、そつなく生きた自分より、迷いも打算もなく「今を貫く」だけの猪突猛進の危うさも面白い。

困窮した生活より安定した生活、と言うが、一体、何を基準の安定かは千差万別だ。裕福でないが、学生から音楽一筋で今も活動中の友をみると、そもそも安定と幸せの価値観が違う。好きな道を突き進む人生も素敵だと羨ましくもある。

はなをさかせよ よいみをむすべ


繰り返すが、墓の下に地位や資産は持っていけない。「生きる間の充実感」が人生ならば、可能性を摘むような世馴れた口出しは、余計なお世話かもしれない。

願うのは、中途半端に妥協した満足より、悔いなき生き方。その為に、5つに大別した目的別な時間を使いたいものだ。 

①時間を仕事に使い「成功」を導き、②思考に使い「力」を養い、③遊びに使い「若さ」を保ち、④読書に使い「知恵」を深め、⑤友人と使い「幸福」に至れの5つ。

それぞれの使い方に一点の曇りなく過ごしたならば、悔いなど残らない。息子は、春から一人住まいで母親の庇護から脱却する。今までの柔道一直線は、家族のお陰と思い知れ。娘の方は、安定企業を選択し、資格取得の時間を作る算段らしいが、先ずは仕事にのめり込め。

未熟な二人が、日々に追われ現実の厳しさに直面しながら、足元のロービームの先に何が見えるか見えないか、そして、どうするかは本人次第。

「明日ある我が身を想い、今日を生きる」・・やはり坂村真民の「七字のうた」だ。
子どもたちには「またか」だが、ついでに期限付お助けカードも添付するから。

【本当に困った時は、力になる!】…(但しハイビーム視点の相談に限る)

先みて今を楽しめ!