生活研究所2017年度の話題の順位は、1位インスタ映え、2位将棋、3位ドローン、4位格安スマホであった。そして今年のヒット予想は1位格安スマホ、2位高齢ドライバー事故防止、3位宅配ボックス、4位ドローンとなっている。
自動車の自動停止装置普及は、保険会社の事故保険の見直しを迫り、電気自動車拡大は関連企業の存続や環境を変えていく。高齢ドライバーの免許証返納は、タクシー、バスの返納者向け割引制度や、バス乗り放題パックなどを目論む。
新たな市場は、衰退する産業と隣り合わせで、挑戦の見極めと決断の加速が大切になる。挑戦しても、途中での早期撤退も肝要だ。我々は今までの経験で未来を予測するので、未知に臆病になり「今までが」や「今が」に固執する。
ようは、なかなか冒険出来ないのである。昔、警察幹部の方から「一流詐欺師」の話を聞いたが、ヒトは「身の丈」を超える大きな判断事ほど、自分で決められず他人の言葉に左右されるらしい。人生の大英断に「大丈夫!」の無責任な詐欺師の一言でコロッと騙されてしまうらしい。決断は自分でするしかないのだ。
ターゲットの「身の丈の判断基準は?」と尋ねたら「自分で手にしたことがある現金」と返ってきた。田辺だと今までに手にした数百万円が「身の丈の想定額」か。投資効果のない餌食なので、詐欺師には縁がない。
しかし身の丈を意識して、冒険せずに小さく纏まるのは最悪だ。成功への開運には、大胆に進化・変革への冒険をしないと始まらない。「運」は自ら掴み取るもので、与えられるものでない。特に若者は「身の丈」自体が無限の可能性。現在を起点に考えず「人事を尽くし天命を待つ」から「天命を信じて人事を尽くす」に徹することだと思っている。
世の中 運が良い人と、運が悪い人など存在しない。
運が良いと思う人と、運が悪いと思う人しかいない。
偉そうに書いたが、安田学園柔道部の息子たちをみて、素直にそう実感する。浮世のしがらみから離れ、クリスマスから年末までの大会、遠征、大晦日の越年稽古と、ひたすら練習に明け暮れるのも、夢の実現を信じるから今を必死に過ごせるのだ。
そう、今の努力は間違いなく「己の進化」は保証してくれる。勝利に近づく唯一の道であることも間違いない。新3年生は、最後の高校柔道全国大会。2年生になる息子もあと2回しかない。挑戦者には「悔いある1日」など存在しない。
迎えた2018年。
63歳翁も、全ての物事を前向きに捉え「自分は運の良い人だ」と信じ努力していきたい。
今まで以上に、社業と家業にまい進する覚悟でおりますので何卒、倍旧のご支援ご指導と、お引き回しのほど宜しくお願い申し上げます。平身低頭。
良運を信じる人と! |